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RN/UBW 15日目 差し替え後半

パス連結として、移植儀式スタート。
セイバーのときはどらごんきしゃーでしたが、凛のは意外にも青い海のイメージ。鱗がきらきらします。…絵の枚数は負けてます(笑)が素材の動かし方は凝っているように思います。
赤いのに青い


左腕の魔術刻印を士郎の胸にあてがって、共感開始。
新規絵です。真上の光源がやたらムーディーなのと、暗い中刻印の光に照らされる2人のパターン。士郎と凛が同じ画面でちゃんと描かれる唯一の絵ですねー。
移植には拒絶反応を伴うかもしれない、という凛の言葉に、慣れてるから、と返す士郎。
ぽつぽつと軽口を叩くのがかわいい。
絵では少し離れてますが、テキスト上ではもうちょっと近づいている様子。
イラスト 62.png
凛の詠唱は表示が独語、読みは日本語。
同調で感覚の狂っていく士郎。この辺はセイバーとの共感とよく似ています。だんだんとわかりづらくなっていきますよ。奈須さんの文章は、難しいことが書いてあるわけではないのにわかりづらいのが特徴……なんとなーく流し読むのが吉。
テキスト上色気を含ませてるらしい凛の吐息が一回入りますが
・・・・・・・・・・・・例によって士郎の勝ちだったりします。
いや、もしかして吐息とかに色気持たせるのわざと避けてますかヒロイン陣。いいけど。よくないけど。ていうかもうあとは任せた桜orz

次第に刻印自体のイメージ世界に繋がっていきます。
赤いイメージの外界から、青い海で囲まれた球状の世界へ。
発売前から出ていた「魚」のイメージは、「海」という世界を構成する、それ以上でも以下でもない完結したパーツのイメージらしいです。食物連鎖とかしません。
ただ、士郎は餌のイメージらしく、お魚にもやっぱり食われます。
ヒロイン全員に食べられる主人公……。いや、士郎の美徳といえば献身なのですが、食べられてばっかりでいいのか。がんばれ男の子。

同調で、断片的に流れてくる凛の記憶。
時臣との別れ。
涙も流さないまま、言峰に伴われての葬儀。

記憶に紛れる形で、士郎自身が刻印を移植される感覚も混じります。片腕が虫の腕になったような不快さ。一つだけでもこれなのに、あいつはその何倍もの感覚に耐えながら笑うのかと。
それぞれほんの数行、箇条書き的な描き方ですが、snで一切触れないままだった凛の負ったものをここで多少補完した形になりました。
最後に流れてきたのが、夕焼けの中で高跳びを繰り返す誰かのイメージ。
革新的な印象と思い入れのあるイメージだとだけ把握した頃、イメージ世界から切り離されて徐々に外界へ。

ベッドの上で気を失ってた士郎、一瞬寝過ごしたのかと思ったらしいですが、隅っこでクッション抱えてる凛を発見して一安心…と思ったら超不機嫌そう。例の一枚絵です。
移植は言峰でも誉めただろうというくらいに完璧に成功して、後遺症もなく、痛みも痛みというほどないそうで。左肩にお魚模様の刻印が一個つきました。
さてそうなると、凛が何でご機嫌よろしくないのか。ご機嫌伺いしてみると、
「見たでしょ、このケダモノ」
見たってなんですか、ケダモノってなんですか、俺やばいことしましたかと慌てる士郎。でもベッドそんなに乱れてないしって、おいこら。いいんですね、審査通るんですね、それで。

視覚は真っ白だったし見たといわれてもなんか断片みたいなもんで、と言うところでようやく思い当たって高跳びをみてた話をしてみたところ、クリーンヒット。ていうか、かいしんのいちげき!
…遠坂さんフルスイングのクッションが。
ばすこばすこと水入り枕並の衝撃のあるクッションで叩かれた挙句にそのままアッパーもどき(あくまでクッションで)を決められ、ダウンしたところを首根っこ掴まれて、部屋の外にぺっ。
イラスト 63.png
……見事などつき愛です、遠坂さん。

ちなみにこの共感による記憶の覗き見は、士郎がセイバーやアーチャーの記憶を見るのと一緒らしいのですが、UBW士郎はセイバーの記憶見てないでしょうが、と一応つっこんでみる。

セイバー差し替え2回目はPCのセリフをあちこちに残しながら少女漫画風味にシフトする方向でしたが、凛差し替えは凛の2段階脱ぎと何とかねじ込んだ「ケダモノ」が残っているくらいで、あとは凛の内面に触れる&高跳びエピソードを補強する、という形です。どちらかというとセイバー1回目に近い変更の仕方ですね。「キスしちゃった」どころか凛と士郎それぞれの「そういうの抜きで」も残っていません orz
……あの差し替え方なら、やりよう次第でもうちょっとセリフ残せそうだったのに…。
というわけで、致死量の初々しさはPCだけのものです。
レアルタ版の楽しみどころは、期待と妄想だけが空回りする士郎(笑)と、魔術刻印継承や時臣の葬儀にまつわる凛の記憶の断片。