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RN/UBW 最終日 ~true

―――体は剣で出来ている
ファイル 107-1.jpg
いよいよ最終日。
ストーリー面で大きな変更はないので一気にいきます。今まで、曲の差し替えはPCでの刷り込みがある分違和感がありましたが、UBW決戦時の曲のあて方はとても好きですよ。
unlimited blade works


パスが通ったあと、凛からの供給量を確認する場所が凛の部屋の前の廊下に変更。PC同様、士郎の投影の限界数があるのでメモ。
士郎の最大魔力20~30:投影2:強化5
で、投影6回でだいたい終わっちゃうって…なんかいつも滅茶苦茶してるのでよくわからないんですが、結構少ないんですね。
凛のバックアップで30~60くらい投影可能ということですが、ギルガメッシュ相手だと二桁の連続投影とかする羽目みるんだから、結界展開するより投影の方がコストパフォーマンス悪そうだなーとか。

日付が変わって、電気と戸締りのチェック。なにげに好きシーンだったりします。士郎と凛を無事に帰すことは出来るかもしれないけど、自分は多分戻ってこれない、という状況でじっと空と衛宮邸を見ているセイバーがよい感じ。

山へ入っていくシーンで、山道の背景絵が表示されるようになりました。
パスの調子を確認するシーンでの会話が少し変わって、
「初めてだから心配だったけど」
「もしかして行き当たりばったり立ったのか」
「そうじゃなくて士郎とセイバーの2人の掛け持ちの話」
といった流れになってます。
……PC版のやり取りが可愛かっただけにちょっと惜しい…
で、会議中は「撃てて2回」だった凛セイバーのエクスカリバーが、士郎にもパス通したことで1回に。まぁ実際はセイバーが戦闘する羽目見るのは小次郎だけなので、あんまり問題ないですね。

幕間、参道石段下。
出来るだけ早くに別働隊の負担を減らそうと急いでいるのは、士郎・凛組もセイバー側も同じ、ということでフライングじみた速攻で駆け上がるも、小次郎がいるのでセイバー山門前でストップ。
UBWでは2度目の対峙ですね。
キャスターがいなくなっても小次郎が現界してるのは依り代が山門だから。消えかかってるのは、キャスターが現界20日分の魔力しか与えてなかったから。
……なんとなく単独行動スキルのせいだと思っていましたが、覚え間違っていたらしい。
あと、UBWでは描写そのものはなかったと思いますが士郎がキャスターに拉致られたときのドンパチで燕返し見てるんですね。
架空の剣士云々の話をしたあと、戦闘へ。

士郎・凛組、柳洞池へ。
慎二聖杯がもちもちしています…「黒い血液を噴出している」とあるのが、fateでも出て来た呪いの泥ですね。見ただけで死ね死ねいうアレ。さて、あれを止めると言ってもどうしたもんでしょうというところで金ぴか王登場。出くわすなり人のことを「不出来な顔」言うのはやめてください。
セイバーがいないなら黙って聖杯眺めてろとか言われますが、聖杯を止めると啖呵きろうとして遠坂さんにお株を奪われる士郎(笑)
ここのおっとこ前な遠坂さん好きです。「ちゃんと生身のある人間なんだから、むざむざ飲み込まれてたまるもんか」とか。走る凛の背中を守る形になる士郎。UBWはこういう分担戦法みたいなのが多い気がします。ギルガメッシュvs士郎の構図が出来上がったところで幕間。

山門では、埒の明かない攻防に勝負をつけに来る小次郎との鍔迫り合い。焦るばかりだったセイバーが本気モード入ったところでストップ。
続いて池。水面も池の底もお肉…。
10個の宝石のうち、最後の2個を飲み込んで呪いの防御に当てるものの、あおりで熱が上がる上がる。
…40度超えたら普通障害物なしでも歩けないと思うんですが、足取られながらぞぶぞぶ。遠坂さん健脚です。思わず「火の海のほうが楽なのに」と口にしてしまってからはたと我に変えるくだりが好き。
さしあたって士郎の担当分は「ギルガメッシュに凛を攻撃させないこと」なわけですが、この頃にはどんぱちの場は凛から遠く、セイバーに近い境内に移動。士郎が誘導したんだったらえらい。と言うか慢心王うっかり。どうにかお肉の島に着いたところで、肉がサーヴァントと同類だと言う話に。ちょこちょこ出ていたけど聖杯戦争は降霊儀式なんだよ。1周目全然話聞いてなかったので、最近になって気づきましたが。
まぁこの辺の詳しいことはhfに譲って、慎二探索、発見。

境内では遊ばれ士郎。一本ずつちまちま飛ばしてくる金ぴか王……って言うか、こういう余裕ぶった戦い方はなにげに敗北フラグですね。「おのれ貴様ー」みたいな感じで負けるパターンに既に踏み込んでます。確かにある意味害のない危険物。
「投影、開始」のボイスは今までずっと同じ調子で入ることが多かったんですが(多分同じ素材を何回か使いまわしてるんじゃないかなーと)、ここに来てかなり切羽詰った調子に。文字通り血反吐吐きながらの投影です。17本の投影準備を待機させるあたりの描写で、実体化させる直前の剣を自分のイメージの中で待機させたままで制御不能になると中から串刺しになる、ってのがあるんですがこれってよくbadやhfでなるアレですよね。
士郎は隠し武器的に投影準備していたつもりが、何本ストックしたのかギルガメッシュ見ただけで看破。……物量作戦一斉射撃よりその把握能力の方がよほど大物っぽいと思うんですが。
ハイじゃあ出来を見てあげましょうねという感じで、士郎が準備したのと同じ宝具を射出。士郎は投影だと1本ずつしか出来ないので大忙しです。あーこれは確かに結界展開よりコストパフォーマンス悪いですね。切羽詰りつつ、アーチャーは勝てると言ったのに何で勝てないのか、何か間違えてるのかと考え始めたところでエア登場。
剣なのに構造が読めないと慌てる士郎ですが、そりゃ読めないだろうなぁ。あれ、空気だから。

fateでギルガメッシュは「銘などないのでエアと呼んでいる」といってますが、開放時の真名が「エヌマ・エリシュ」(天地創造譚)である以上、あれは原初に天地を分けた大気そのものなんだろうと……。いや、作中も設定でも明言されてないけど。ていうか、エアは英語のairなのか、シュメールの天の神エアのことなのか両方なのかがよくわからないのですが、公式で特に何も言われてないのでわたし解釈では空気。空気が天と地をわけている、というのはエジプトとか中東あたりの神話でよく見る概念だったような気がします。うろ覚えだけど。

幕間、燕返し。小次郎とセイバーの決着シーンには新規絵が入りました。小次郎の下にもぐりこむセイバーから位置替え等で3パターン。小次郎、斬られてるのにカッコよげです。
決着のあと、すぐに走り去るセイバーと石段に腰を下ろし、そのまま消え去る小次郎。

境内では、どうにか盾になりそうなものを投影したもののやっぱり吹っ飛ばされてる士郎。ギルガメッシュが調子こいてアーチャーと士郎の話を始めるものだから、決闘のときのモノローグ再現スタート。…負けフラグ立ってるよ、うっかり王。
「なんだ、それだけのことじゃないか!」はやたら元気な声なので、ピアノ曲でしんみりしていた耳にはちょっとびっくりです。モノローグしてる最中に剣の世界を見て、展開の仕方がわかったらしいので士郎ちょい強気。何度目かのGOBを払ってセイバーやっと到着ですが、セイバーを池へと促して士郎引き続きギルガメッシュと対峙。去りかけたセイバーと士郎のやり取りは好きなところです。「伝えたいことはその後に」が成るかどうかがトゥルーとグッドの分かれ道。

UBW展開のために手を差し出す士郎。ここは今までと違って、右手の上に左手を重ねる形なんですね。士郎の主だった回路は左半身にあるらしい、というのは今までのレポートで書いてますが、普段使ってないその先の回路は右側にあるということなのかもしれません。片目を開けて、テンカウント詠唱を確保するためのアイアス展開です。
……結局変えなかったんですね、ここの描写。
描写ではどう見ても士郎、用語集ではアーチャーが展開してることになってるローアイアス。「見たことがあるなら投影できる」という設定上、士郎が投影できるわけはないんですがじゃあ何で片目開けてるのとか盾が出た時点でアーチャーに気づかないのもどうかとか色々あるんで、もしかしたらレアルタで多少変わるのかもしれないと思っていたんですよ。(ちなみにもう片方を閉じてるのは自分の内面にもぐって集中するためらしい)
出だしがアーチャーと同じなのにどんどん変わっていく士郎の詠唱は大好きです。「無限の剣で出来ていた」のボイスは叩きつけるような勢いで、ゲームで想像していたのとは違いましたが無問題。フル展開の回路が相変わらずきれいです。UBW展開完了。UBW内では2つの剣を同時に引き寄せることが出来ますよ。
この辺の士郎のセリフはアーチャー入ってるなぁと思います。
発売前から出ていたアップの一枚絵はやはり「武器の貯蔵は十分か」。目を閉じたパターンが一瞬出たあと、おなじみの絵。左頬に回路が緑色で浮かび上がります。

イラスト 65.png池の縁で立ちすくむセイバー。
本能的に触れたらまずいのはわかるものの、見えるところに凛の姿なし。パワーファイターらしく池に走りこもうとしたところで凛との交信。抑止力発動しちゃいそうだし早いところ斬らないとまずいんですけど、まだ凛が中です。外に出ることにするけど間に合わなかったらそのまま斬っちゃってねな話に。そりゃ間に合わなさそうかなーという意味ですね。即座に飛び込もうとするセイバーにすかさず令呪でストップ。さすが仲良しさん、セイバーの性格をしっかり把握してます。
中の凛の状況はといえば、慎二を切り離すのに神経手術して、呪いで消耗してて、ついでに士郎がガッツリ魔力持ってってるのですっからかん。すっからかん過ぎて聖杯も核としてみなさないくらい。ていうか凛、予備タンクって何。どこまで容量があるんですか。いや用語集に書いてあったけど。んで、逃げ道ふさがれてるし出るに出られないんで残り一つの令呪を使ってセイバーに聖剣使わせちゃおうかなーと、
……すいません、令呪は3画ですよね?「池に入るな」以外に使った令呪ってなんでしたっけ、思い当たらなくてすごく気になってるんですが。
いいところでアーチャーの助け舟。凛の脱出、聖杯破壊。
UBW柳洞池はここで蒸発してしまいました、なんまいだー。
セイバーポイントが足りないので、ここでセイバー退場、トゥルーEND行きです。セイバーはアーチャーと士郎のやり取りをみて退場を決めたことになるのですね。

境内に移って「エミヤ」。勝ち決定です(笑)
流れはPCと変わりませんが、ちょんぱがダメなのでエアを止めるシーンの描写が変わりました。
干将莫耶で「魔剣を叩き落し」、UBWから離脱しようとしたギルガメッシュは「残った腕で背後から宝具を引き出す」に変更。
……残った腕って。

エクスカリバーの余波でUBWが吹き飛ばされて、黒い孔登場。ギルガメッシュが飲み込まれ、気の抜けたところで天の鎖。
「脳なし」が引っかかったらしくて「できそこない」に。…「能なし」だったらなら多分引っかからなかったんでしょうけど。
「右に避けろ」からの流れは変わらず。
背後遠くにアーチャー見つけて、思わず嬉しそうに笑ってしまう士郎がいい子だと思います。というか、理想相手に根性入れろと叩きなおして、最後はやっぱり理想として見届けるこの複雑さ加減がとても好き。言いたいことは凛が言ってくれる、というその信頼も好き。

アーチャー視点で凛との別れ。
一枚絵の凛の顔が微妙に描きなおされてる気がします。綺麗になったけど、表情としては前の方が好きですよー。こう、一生懸命見つめてる感じが。なんか少しぽーっとした顔になりました。
「もう一度、契約して」とか好き。
というか、アーチャーは「いいから少し休んでけ」と言いたくなるような幸運値Eっぷりなので、hollow後日談ぽく現界ENDがあればいいのにと夢見たもんです。まぁそういうのはファン側で作ってくれる方たちがいらっしゃるのでいいんですが。衛宮邸に入れてあげたい。屋根とか庭とか土蔵とかじゃなくて。
イラスト 66.png
「大丈夫だよ、遠坂」は、軽く噴出すような、「遠坂は心配性だなぁ」的なイントネーションになりました。声の調子が士郎。
いやあんたあれだけテンパって好き放題大騒ぎして心配性だなぁもないだろうと言いたくなるような吹っ切れ方でした。
笑顔EXなエミヤスマイルは大好きですが、PCで初めて見たときに思わず漏れた一言が「……誰」だったのも覚えています(笑)あんなひねたのが、笑ったらかわいーんだもの。

1ヶ月でアーチャーの面影も薄れつつある夢うつつの士郎。
……いや、覚えていない方が幸せだろうと思います。変色が免れないのかどうかわかりませんが、同じ姿かたちになっていくわけで。
終業式。
言峰の代行でやってきた人物というのは、あとで桜を可愛がってくれたと書かれていた老司教ですね。haの「来訪者」で触れられてたディーロ司教。
慎二が入院しているのは協会ゆかりの医院らしいですが、市内にあるんだろうか…。こじんまりしたところっぽい書き方です。UBWの慎二は3ルートで唯一今後頑張れよと思える慎二。まあ他2ルートには慎二の今後はありませんが、桜の為に。皮肉屋だけど素直なのが中学くらいの慎二だったようですよ。士郎視点なので点が甘そうな気はしますが、丸く収まるならそれはそれでよし。

廊下でちょっかいかけてくる遠坂さんが楽しいです。惚れた弱み最強。夕焼けの教室最強。凛ルートはどちらもハッピーで、この先が楽しそうだと思えるのが嬉しい。ロンドン編は、無理だろうと思うけどみてみたいです。

PCのとき、ここで唐突に出てくる「陸上部にいなかった?」がなんだろうと思っていたら、hfで桜を黒寄りに揺さぶるために使われる布石だったことにげんなりした苦い思い出。レアルタでは差し替えイベントで触れていたので、ここで再度触れた形になりますね。触れ方はレアルタのほうが好きです。

hfの前にGOODも回収予定。