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RN/HF 5日目 離れ・桜の部屋まで

「それは大丈夫。さっきおうちに電話して、桜ちゃんのおじいさんに許可取ったから」

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「そ、そうですか!なら、ホントにわたし、ここに泊まっていいんですね!」

5日目夕方から、桜が衛宮邸に滞在することになります。
他ルートでは慎二に対して人質を抱えるようでよくない、と言うことで間桐に返されていた桜ですが、臓硯の許可つきで衛宮邸滞在ですね。(名目上藤村邸に泊まることになってるみたいですが)
臓硯から許可をもらった、と聞いたときの桜が何故あんなに喜んだのか、今ならわかります。

桜がむにむに

家に帰ってくると、弓道部でケガ人が出て、送りがてら直帰したと言う藤ねえがセイバーとだべっています。
…だべってると言うか、セイバーがうっかり持ちかけた試合に乗ってしまった結果、ノッてきたセイバーにこてんぱんに負かされて凹んでいるという…。セイバーに悪さしようとしたら地獄を見るに違いない、という話になったところで、
「シロウが何をしようと、それが命令ならば従うのみです。私からシロウに手を上げることは、決して」
……セイバーさん?
いやいやあなたは忠義者ですが、言うことはあんまり聞いてないような気がしますよ、というツッコミを入れる間もなく
「今夜からシロウと同室で眠りますが、どうか誤解なきよう」
意味わかっててわざとやってませんか王様。
Wパンチに藤ねえがぷつり。士郎に教育的指導のスリーパー。
……いや、ここは士郎が指導されなきゃならんところなのでしょうか。ていうかセイバー助けてー。

浮上したところで、離れに桜を泊めていいかと藤ねえに話して、それを桜に直接いうか藤ねえに言ってもらうかの選択肢。
HFは好感度判定が容赦ないのでがんがん桜で。ていうか、初プレイのときは最初藤ねえに頼んだ気がする。多分。好感度判定もあるんで当然直接話したほうがいいわけですが、それ抜きでもここは藤ねえ頼みにするより桜と話したほうがいいです。
……………例によって、裏事情がわかってないと桜の言葉の意味がわからないと思うんですが、普通に1周目でわかるもんでしょうか。桜の言葉の意味さえわかれば、いいシーンだと思うんですが、私は初HFでは全然わかりませんでした…… orz

直接話す、と言う決めたところでちょうど桜来訪。顔の腫れ云々の描写があるのはここです。
明るい調子で藤ねえの話をした後に、間桐の家には帰らずに1週間くらい泊まって行けと言われて表情を曇らせる桜。何とか説得しようと言葉を続ける士郎に、唇をかみ締めて一言だけ「―――どうしてですか?」と訊いてきます。
士郎は、急に泊まっていけと言い出したこと自体が無理なことを言ってるし、不審に思われているのだと思い込んでいますが、桜が士郎に向けた質問の意味は
「それは間桐への人質としてか、それとも純粋な厚意なのか」
だったんですね。そう書いてはいないけど、今見るとそうだったんだなぁと……。この時点で桜は対外的には聖杯戦争に関わってないことになってますが、桜本人は事情をよくわかっているわけで。
「桜が心配だ」という士郎の答えに、それを信じると笑顔だけで応えるよいシーンだと思います。

夕食後、桜の着替えをどうするかという話が士郎の目の前で展開(笑)一回着替えを取りに戻るかと訊かれて、帰ったら戻って来れなくなるからと深刻そうに俯く桜ですが、「お爺さんの許可は取ったから大丈夫」という藤ねえの言葉に「ならホントにわたし、ここに泊まっていいんですね!」と途端に顔を輝かせます。
う、今見るととても不憫…。完全に臓硯の手のひらの上で踊らされてますよ。

ひとしきり着替えの相談をして、桜をお風呂に送り出してから桜の成長期っぷりを語りまくる藤ねえは既にセクハラの域(笑)なので言い回しがあちこち変わってます。
桜のサイズにどこからツッコんでいいのかわからなかったので、ツッコミ倒す。脱線。
――― 一年生のサイズが「Eの85」って。ていうかEって。
……えーととりあえず、つい普通にサイズ表記で考えてしまって、トップ105なんですかと勘違いしたことを白状しておきます。85がトップなんですよね、ハイすみません。105じゃ不二子ちゃんすら超えてしまうわ。叶姉妹でも3桁ないってのに。
しかしPCでもそうだったっけと見てみたら「(サイズが)85なんだってー。Eカップなんだよー」でした。
……“E85”と“85でE”は違う。全然違う。20cm違う。誰ですか変えたの。ていうかなんで変えたんだろ。
あと前年差13cmだというので、普通に計算してみて恐れおののきました。何段階育ってますか桜。haの凛の「何ってアンタ―――また増えた?」も無理なしです。桜、こわい子っ!

しゃべりまくる藤ねえに、なに話してるんですかと桜が慌てて戻ってきて、藤ねえ黙らせた後にまたお風呂に行こうとしたところで今度は柱に激突。
今度こそ桜を送り出しますが、桜を女の子として意識する云々の話に戻ると「桜は家族みたいなもので、友達の妹で後輩なんだから」と先輩の監督責任がどうこうとか言い始める士郎。
えっと、真面目っ子?藤ねえさえびっくりさせたよこの子。

呆れつつ藤ねえは桜の着替えを、士郎は桜の使う部屋を準備しに。セイバーがおなじみの士郎の隣の部屋に移動したので、離れは桜一人で使う形ですね。桜にあてがうのはセイバーが使ったのと別の部屋ですけど。
桜が手伝いに来るようになった経緯の回想と、その当時からの変わりぶり。snで弓ができると言われている穂群原生は、士郎・美綴・慎二の印象が強いんですが、桜もここで「弓道部の期待の星」とか言われてたんですね。士郎ほどじゃないと思いますが両目1.5くらいで目がいいとか、なにげに士郎との共通点多かったり。
初めて会ったのは1年半前に手伝いに来たときじゃなくて、4年前に士郎が間桐邸に遊びに行ったときだったのですねー。当時はそれはもう暗かった様子。……それはまぁね…。
HFでは元々ヒロインとの付き合いが長い分、前2ルートより「体つきが女らしくなってどぎまぎするようになった」系の描写が多いなぁ。知り合って仲良くなっていく過程はないんですよね、それはもう過去に通過してしまったところなんで。

居間に戻ると桜がまだ戻っていなくて、あちこちぶつかってばかりいた桜を心配して、セイバーが士郎に声をかけてきます。
お風呂から戻ってくるのが遅いのも気になるし、ということで様子を見に行くことに。廊下と脱衣所、扉越しの会話に声がついて、桜の様子がおかしいのがわかりやすくなりました。やっと返事をしたと思ったらすごくぼぅっとした声。
一回寝オチした、と聞いて安堵しかけた途端に倒れる音。
慌てて飛び込むと熱を出して、胸をかきむしりながら倒れこんでいる桜。
お色気担当面目躍如ですよ。桜はベース的には細い人のはずですが、絵だと全体に丸みのある、ぽっちゃりした体つきで描かれること多いですね。…ぽっちゃりっていうか主にEが目に付くわけですが。

いろんな意味で緊急事態で士郎がくらくらしすぎですが、PCよりは少しは正気です。
桜を抱きかかえたまま大急ぎで離れの客間へ運んで、熱を計ったり水を用意したり士郎に出来る範囲で甲斐甲斐しく世話。ゆっくり眠るように言って、あやすみたいな仕種をするあたりに家族同然の兄貴分と妹分的気安さが見える気がします。
朦朧としてるなりに心細げな桜に付き合って、寝入るまで付き添ってから部屋を出ることに。

桜はこう、一緒にいるだけで幸せ、的な場面多いですね。
それで十分と言うんじゃなくて、それが自分の望める最大限だと思ってるみたいな。