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RN/HF 9日目 魔眼解放

「―――先輩?」
白くぼやけた頭と、左腕からの出血が絵の具のように混ざり合っていく。
イラスト 98.png
「―――いや」

小刻みここにきわまる。
外道の魔術師と魔眼の英霊

鮮血神殿展開。崩れ落ちた桜に駆け寄ろうとする士郎の肩を引き戻すアーチャー。
「下手に魔力を与えては戻せなくなる」って何か戻す方法がありそうなことを。アーチャーの言葉をいぶかる暇もなく廊下が赤く染まって結界本格化。
毎度おなじみの宝具なのでいちいち説明しません。中にいるものを融かす結界だと一発で把握しますが展開してからも結構元気に動けたUBWとは威力が違います。3ルート中で唯一、一般人を巻き込まない状態での発動でもありますね。
さて桜を止めるといっても前にはライダーが立ちはだかっていて頑として通さないのでアーチャーvsライダー開始。ここでの会話内容がアーチャーと桜の殆ど唯一の接点でもあります。

桜に駆け寄ろうとするアーチャーと、殺されるくらいなら魔術師2人喰わせてこの場をしのぐというライダー。今回の鮮血神殿は魔力の枯渇に追い込まれた桜が、本能的に発動させてるということですね。溺れてる人は手当たり次第にもの掴んで自分を浮上させようとするので救助する人は正面から近づいてはいけませんの法則。ちなみに魔力を暴走させて自滅することなんかを奈須世界では「外道に落ちる」というらしいですが、それってHF終盤の士郎は外道に落ちてるってことなんでしょうか。
止める間もなく戦闘を始めてしまったサーヴァントたちですが、どうしようもないので傍観。「止める方法は私には一つしかわからないけど、アーチャーは別の方法を知ってるかもしれない」という凛のセリフがありますけど、後の流れを見るに「結局アーチャーも切り捨てる以外の方法を知らない」が正解なんだろうなぁ……
で、本来アーチャーのほうがライダーを圧倒してしかるべきらしいのですが、凛曰く「なんか、あいつ出力が落ちてるみたい」とのこと。攻防互角ですすみません。刻一刻とダメージ受けていく魔術師二人抱えていらだつアーチャーに、現況を計っていたらしいライダーが「今のあなたでは私を倒せない」と一言。
アーチャーが宝具を使わない理由について「貴方のマスターが使用を禁じているのか、貴方自身がサクラを気遣っているのか」と気になることを言いますが、後でのやり取りを見るにどうやら凛が宝具の使用を禁じていたのは確からしいです。……まぁあれは別に展開したからといってそれ自体に当たり判定があるわけでもない宝具なんで心配しなくていいようにも思いますが、展開したら凛の魔力はがっつり取られそうな気もするし。
対するライダーは正規のマスターに戻ったばかりで魔力が足りないので宝具は使えませんとのこと。……えーと、鮮血神殿は一応宝具です(ツッコミ)
ベルレフォーンは使いませんよというだけの話でしょうね。
短剣を構えることもなく立つライダーに「こんなことがしたいんじゃないと」桜の制止の声が掛かりますが、ライダー「私は何より貴女の命を優先する」とさくっと命令無視。
一見忠実キャラなのに命令無視多いよねライダーさん。
「―――それに、コレは貴方が望んだことでしょう、サクラ」と
思わせぶりなセリフ吐きつつアーチャーまでの距離4メートルでゴルゴーン解放です。
ライダーの目というと紫で定着しつつあるんですが、テキスト上では灰色。
水晶細工のようだという石化の魔眼の描写は大好きです。
アーチャー一発で固まって、膝まで石化。
うん、対魔力Dだし。っていうか士郎だし。

で、魔眼の定義について色々と説明が出ますが後天的なものとしては「魅惑」や「暗示」程度(これはイリヤの)、強力な先天的な魔眼としてもいくつか例を挙げてますけど「直死」は出てこないのね。
特例過ぎて例の中に挙がってこないんだろなー。
そういえば橙子さんの魔眼も生まれつきでしたが、彼女のはなんだったんでしょう。ちょっと気になる。

特例の最高峰、石化の魔眼持ちということでライダーの真名判明。
全員動けなくなったところに、ライダーの背後から凛めがけてやってくる赤黒い波。間桐の特性、吸収魔術です。桜さんははらぺこ。
士郎の呪縛が一番弱いので、槍のような先端を持った波から凛を避けさせようとするものの、うまくいかずに体当たりして結局毎度おなじみ人間盾。
……それはいいけどどさくさに紛れて重いなおまえとかいうでない。
士郎負傷。魔力吸われたり怪我したりで倒れた士郎の姿に、いっぱいいっぱいの桜さん、悲鳴を上げて倒れます。

このあと教会でのシーンは11年前の遠坂と間桐の養子縁組の話、桜の体調不良の原因、その除去の可否、危険物としての桜と、守るべきものの選択と山盛り。
イリヤも重要な位置にいますね。