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RN/HF10日目 凛との合流まで

歌うような呟き。
イラスト 122.png
「―――けど、安心してライダー。
 だってあの人、わたしには勝てないもの」

出掛けのライダーとのイベントからスタート。
ライダーの中の人は頑張りました。
一方桜の侵食は着々と進み、凄みを見せ始めます。……黒化までまだ間があるんですよね。まだかなー、まだかなー。
というか吸血桜さんが待ち遠しくてつい進めすぎる今日この頃。
悪化

森までは半日は掛かるということで、荷物持って屋敷前に。時間は朝10時前。タクシーで1時間、徒歩4時間の目算。
いつも思うけど、こんな苦労しないと行けないところに週末だからと顔を出してあげるhollowの士郎はいいお兄ちゃんだ…。

不意に後ろから「シロウ」と声をかけられて士郎びっくり。
ここは本当に一瞬セイバーかと思うようなトーンで呼んでくれました。ライダー登場。士郎が何故桜を守ろうとするのか、その理由を問うて来ます。士郎答えて曰く、
「俺は桜が好きだ。それだけじゃない。昨日の夜、桜に魔力を―――」
 弱。
理由弱っ…!orz
それこそ「そのようですね、それが何か?」状態。
これはPCのほうが理由としちゃよかったと思いましたが、さすがにまんまは書けなくてどうしようもなかったんだろうなぁ……。ちっ。(ちって)
とにかく、好きになった相手だから守るんだとそういうスタンスですね。言い回しはPCより柔らかい言い方になったと思います。それなりに納得してもらったところで、今度はライダーに要望。
「シロウ」じゃなくて日本語っぽく士郎と呼んで欲しいとお願いです。どじっ子ライダーの発音レッスン。たどたどしく且つ真剣に練習する声付きライダーはかわいかったです…中の人頑張った、よくやった。
このあたり、細かな言い回しがあちこち変わってます。レアルタのほうが士郎に好感持ちやすい描写になってますね。PCのほうだと、ベースは俺様味の強い、実は自分中心の子という感じがするんですよ。
この場面、PCでは士郎が「そうじゃなくてこんな感じ」とさらに要望入れたりしてたのですが、レアルタでは発音に苦戦するライダーに「ごめんな、元のままでいいよ」と声を掛けたりしています。
結局ライダーが「士郎」発音に成功したのでここで「士郎」呼び定着。ライダーに桜のことを頼んで、タクシーを拾いに交差点まで降りていきます。

幕間。場面は邸内に戻って、士郎に思いを馳せる桜と、士郎の出立を告げるライダー。…気がついたけど、なにげにシーンタイトルが「二人の秘め事」から「隠し事」に変更になってる…
士郎は言峰に桜の寿命を告げられたのが自分だけだったことから、それを知っているのは自分と言峰だけだと思っていますが、この場面のモノローグで桜自身がその自覚を持っていることがわかります。
士郎に戦って欲しくないけれど、自分のために戦ってくれることがそれ以上に嬉しいのだとこぼす桜。自分のために傷を負う姿さえ夢見ます。
黒とか白とかありますが、桜は意外と裏表はないんですよね。自分の思っていることを隠しはしますが、自分から吐露することも多いですし、それが暴かれたときにも否定はしません。
桜の描写はなにかと女性的な情念に焦点を当てて描かれますが、ほんとうになんてギャルゲー向きじゃないコンセプトのキャラなんだろう(笑)
自分の思いに身を焼く桜の描写は、直接的でエグみの強い表現が削られたり、幻惑的な表現になったりして、嫌悪を誘うような表現は減っています。なんともいえない艶っぽさのほうは健在。
自分が虫になってしまったような錯覚に襲われながら、ライダーに士郎の護衛を命じる桜。少ない余命をさらに削るがかまわないのかというライダーに、体調そのものだけでなく既に自我さえ危うく、長くないのだから構わないと答えます。しきりにライダーと士郎を気にする桜に、ライダーは臓硯よりも言峰のほうが注意すべき存在ではないのかと問いますが、これに桜の様子が変わります。もの思わしげな様子から一変する声の調子。
「―――けど、安心して」から始まるセリフは、決して脅威になりえないものをあざ笑うような、蔑みに満ちています。
桜の中の人はうまいなぁ。

視点は戻って、国道を外れ、森に差し掛かった士郎。
―――ははは、森やら山やらをなめていますねこの子は。その程度の覚悟で気軽に入るとそこらの里山でも普通に死ぬよ。いや、なめているのは多分奈須さんでしょうが
……いいけど。
アインツベルンの結界内だからというわけではない、どこか異様な森の不吉さを、例によって勘と匂いで感じ取ります。公園で出会った影と共通するものを悟って、身構える士郎の前に枝を掻き分ける音をさせ、緊迫感いっぱいで現れたのはおなじみ我らがあかいあ熊。もとい、あくま。
―――うん、小鳥のさえずりが和むなぁ。

というか、立場上敵に回ってるとはいえ、3ルート共通で協力者になってくれるこのお人好しさんに出会うとなんともいえない安心感が。棘のない顔で微笑まれるともう、緊迫感とかすっ飛びます。
すっとんでもここは死地ですが。
凛もイリヤに情勢を伝えるために森に入ってきたのですが、遠坂が持っている情報は大昔の地図だけなので士郎が城の場所を知っているなら案内しろとのこと。やだと言い張ってもまぁ口で凛に勝てるわけもなし、同行することになった途端に地響き。
バーサーカーが戦っている、ということで選択肢。こういうところで保身を取るともれなくBAD行きなのは刷り込み済み。
実体化したアーチャーを先行させて走ります。


バーサーカー・アーチャー脱落、士郎左腕喪失まで秒読み。
イリヤと臓硯の対峙で見れる、ユスティーツァと臓硯の邂逅も好きなポイントです。