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はらはらした一日

善光寺の…いやいいや、ふだんの呼び方にしますが、善光寺さんの聖火リレー辞退のニュースではらはらした日でした。
善光寺さまありがとうございます

善光寺事務局の会議があるといわれたのが17日。自分にできるだけの抗議表明と情報差し入れ(県内報道が本当にひどいので寺内の情報把握度を心配していたのですね。うちの県はいったいどこの国なんだろう…)をして会議決定の内容を待ち続け、最速報が18日0時のNHK。
それが「辞退を仮決定」「保留」「本会議は18日午後」等情報が入り乱れ、結局11時から善光寺のお坊様が市役所入り。「話し合い」の結果「チベットの無差別殺人に抗議する。文化財も参詣者も守らなければならないという点でもうけられない」という趣旨の、「お寺側で強い抗議の言葉を発するのはおそらく限界があるだろう」という私の半ばあきらめに似た気持ちをきれいに吹き飛ばしてくれるものでした。
泣けて仕方なかった…。
私は特に熱心な仏教徒というわけではありません。神社にもお寺にも参りますし、幼稚園はキリスト教(たぶんカトリック)でしたし、在住の土地柄、山岳信仰のけもちょっとありますし、感覚的にはアニミズムっぽい感覚を強く持ってるように思いますし。
ただ、善光寺という無宗派の寺院でさまざまな人が家内の安全やら自分の将来やら亡くなった方の冥福やら誰かの幸福やらを思い思いに祈る姿を見てきました。
私にはとても特別なお寺です。
チベットの問題を知ったときに、これに抗議せずに聖火を通すわけにも行かないと思いましたし、このお寺がこの問題を看過してはならないとも思いました。
行事は前々から計画され、準備されていたもので、大きな変更は難しそうに思えました。それでもどうにかしたくて住所も名前も出して地元民として「人を危めてはならない」と表明してほしいのだと伝えました。抗議の電話は1000を数えたといいますが、事務局の応対がとても丁寧で親切だったのが印象的でした。お寺の内部でも大変に紛糾していて、拒否側の方がなんとしてもと主張していらしたようです。
まさかこんなにはっきりと毅然とした態度で抗議を表明してくださると思っていませんでした。
自分で力を尽くせたこともよかったと思います。この土地に育ってここで暮らしている人間であることにこんなに意義を感じたのは初めてですが、

しかしなんか針のむしろですね。そろそろ自分が報じたいようにだけ報じるのやめてもらえませんかね各機関。善光寺様の表明さえ枉げるとはどういう了見…
ていうか、それ報道じゃないから。広告だから。
あなた方が嘘八百教えてくださるせいでどうものほほんとしてる人が多いですが、残念とかいってる人あったことないし
つうか抗議活動がとか言うなら何の抗議か伝えるとか少しは仕事をしてくれと

いたい