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RN/HF 11日目 朝食~昼 きょうだいたち

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4人の日常

みんなで食事。席は士郎と桜、イリヤと凛で隣り合う形になったということは普段から衛宮邸にいる組とお客さんとで別れたのですね。
朝食に対してのお客さんの評は、
イリヤ…上品な味付けだから食べてあげてもいい、という評しがたい評価を桜に
凛…例によって「朝食は食べない主義なんだけど」といいつつ卵焼き一口で撃沈。
卵焼きはfateルートでイリヤのお気に入りとなったメニューなので士郎作なのじゃないかな多分。
凛がつけたテレビを見てると、新都の中央公園でランニング中の男性がおびただしい血痕を発見したというニュース。うわぁ災難だなぁ。そしてこの手の物語にありがちですが、ニュースの情報開示の仕方が変。
発見状況はともかく、通報されて出てきた警官が一人分相当の血痕と被害者の一部を発見したなんて普通言わない。おまけにその一部が一人以上四人以下だなんて言わない。
士郎はこの微妙な数字に首を傾げますが、ニュースから推察される事柄には凛が淡々と説明つけてくれます。
体の一部ってのが四人分あったんでしょと。
で、臓硯の仕業かどうかわからないけど、画面に映った雑草の変色具合が森で影が出てきたときと一緒だとか、今までと食事の仕方が変わった理由については憂慮するような敵がいなくなったせいというのが考えられるけど、どうも事故っぽい感じがするとか。
さっきの「血痕は一人分、遺体の一部も一人分」でも「遺体の一部が四人分」というのがよくわからなかった士郎はもういっぺん聞き返してしまうのですが、これには「重さじゃなくて形の問題」とこれまたあっさりと答えられてしまいます。PCではパーツで答えてくれちゃいましたが、ここは規制に引っかかって「一面の血の海に違う靴が四足あったらわかるでしょ」というセリフに変わりました。
………士郎の食欲が思いっきり落ちるのは変わりませんでしたが。
ちなみに元は靴でなくて左手です。遠坂さんひどいorz ご飯時の話題じゃない。

ご飯が済んだら、道場で士郎に魔力抑制の鍼入れ。
…なのですが、凛がぴりぴりしていたために本能で危険を察知した妹たちが付いてきてしまいました。
桜「先輩一人だと危険だと思って」「先輩を守るのはわたしの役目です」
イリヤ「あなたがやりたい事は判るけど、どんな方法をとるかまでは判らないもの」
というわけで、二人とも監視。
愛されてるなぁ士郎(笑)遠坂さんは怪しげな器具突っ込んだボストンバックを持ってきたのものの、何をやるのかまったく説明がなかったので士郎の抗議+二人の後援がはいりましたよ。
ふてかけた凛に、やろうとしてることは大体判ってる、信頼もしてるただ今後の方針を確認するのが先だと士郎が進言して、御三家+一人の方針確認。

イリヤ→聖杯戦争がどっちに転がるかわかったもんじゃないので戦いには不参加。迎撃はあり。
桜→イリヤと同じ(ということは迎撃ありの積極的攻撃なし)。
  もう臓硯の勝ちみたいなものなんだから大人しくしていて、手出しがないのを祈りたい。

うーん、基本姿勢が一緒でも桜の考え方のほうが萎縮してるなぁ。11年間の刷り込みは重いよ。

士郎→イリヤと桜は篭城、士郎と凛が対抗手段考察と巡回。
凛→士郎に無言の肯定。

と、対抗手段の考察までは口を挟まなかった桜が、士郎が夜の巡回に出ると聞いたとたんに顔色を変えて噛み付いてきます。
士郎は戦える体じゃないのにどうしてまだ戦うのか、どうしてそんな馬鹿なことを言うのかと詰った上で、自分から「戦えない体になってしまえば、もう危ない目にはあわないでくれるって安心したのに」と追い詰められた心中を吐露さえします。
桜は意外と自分からこういうこと言うんですよね。暗い思いを抱えていることにはできるだけ触れずに済ませたいというそぶりがある反面、誰かに気持ちを伝えたいと思うらしく、士郎やライダー、凛とのガチ大ゲンカ中には自分の内面を伝えてきます。
が、自分の身に災難が降りかかることにはとことん疎い士郎にはいまいち通じなかったらしく「臓硯をほうっておけないこともあるけど、桜のために俺が聖杯がほしいから」と説き伏せ、二人の姉の前で微妙に二人の世界に突入ですよ。はいはい、戻ってきてー。
凛が今後の方針はそれで、と確認をとった後、桜が最後のマスターである以上臓硯は必ずやってくる、戦わないなんて選択肢はないのに大人しくしていようなんてよく言えたもんだと桜を叱ります。姉的にイラっときたらしいですよ。蟲倉見てるしなぁ…
「いい加減その卑屈な考え方止めなさい」「あれだけ非道を重ねられてまだ臓硯を人間だって思ってるの!?」
と来ました。対する桜の声がまた、思わず硬く身をすくめた声で
「……いいえ。お爺さまを人だなんて思ったことは、一度も」
積年のいろいろがにじむよい声でした。
ぴしぴしと、ちゃんと戦いなさい、まだ望みがあるんだからと指示を与える凛と、小さくうなずく桜。まだ凛に怯えるというか、すくむような趣がありますね。

方針がまとまったところで士郎の調整。
まずは脱げといわれて、びっくりする士郎と、もっとびっくりする桜。こういうときの桜は反応がいいなぁ。何かと不安定な状態の士郎の体にいろいろと対策を施さなきゃいけないのは桜も承知してるので逆らえないんですが、不承不承というか「やだって言ってくれないかなぁ、他の手はないかなぁ」みたいな空気を顔隠すモードで一生懸命はなってますね(笑)
桜の目が痛いのはもちろん、士郎も過剰反応しすぎですが。乙女かあんたはw
ちなみにこのとき凛から入れられる刻印は、「魔よけの刻印を分けてあげる」ということで左手から移されるので、レアルタUBWと同じ凛の魔術刻印ですね。
……UBWのパス通しの代替で刻印移植やったのに、HFでは普通にやってましたよ…orz
いや、UBWだと魔術渡すためのアンテナ代わりとかあるんで違いがあるんだろうけど。fate・UBWで魔術回路の開閉スイッチをつけてたのは、アーチャーの腕があって危ないので取りやめ。で、対魔力効果のある魔力抑制の鍼を喉と左肩とおへそに入れるわけですが、作業中凛の近距離立ち絵の向こうで桜が落ち着きなくおろおろむっすーしてるのがすごいお気に入りなんですが(笑)
頬を膨らませて目をそらして袖つかんでる桜の立ち絵は可愛いと思います。

作業が終わって凛が離れていくと入れ替わりに桜が寄ってきますが、差し替え分に絡んだ桜の台詞は
「わ、わたしたち、恋人同士なんですよねっ」
に変更。……………………そうか。どうしようもなかったのか。
まぁ桜の言いたいこと自体は変わってないのでよいのじゃないでしょーか。一回目翌日のライダーの問いに対する答え同様、士郎の応えが気抜けになるのが物足りませんが。というか一気に文字数減ったなー。
「な、なら、姉さんにドギマギするのはおかしいですっ!」
には、他の2ヒロインが言わなかった分、そーだもっと言ってやれ桜と思う(笑)
オクテ堅物古風の三属性のせいで志貴よりかはましですが、なんというか士郎も主人公属性もちですので。うんまぁがんばれ、いろいろ。

昼食準備シーンは何気に立ち絵パターンが追加。
桜は私服+いつものエプロン、凛も私服に猫柄で薄いオレンジ(黒の縁取りつき)のエプロンつきの立ち絵が追加されてます。
そして凛の制作メニューが麻婆豆腐だったりする。
神父仕込みか。神父仕込みなのかそれは。
このときの昼食は制作班の姉妹が気がそぞろになっていた結果失敗してしまうのでどんな味になる予定だったのかは不明なんですが、気になります。
ピリピリした空気で二人がたつ台所に、イリヤと士郎はお茶しつつ居間で待機。観察しながら、凛と桜がどちらが食事を作るかで揉めてたなら士郎が作ればよかったのに何で二人にやらせたのかなんて話をしてるんですが、イリヤは二人の立場を引き合いに出して仲が悪いだろうといい、士郎は仲がいいからうまく行くよとそういう立場ですね。イリヤのほうはそう言われてびっくりするくらい気がついてなかったようですが、士郎に言われながら二人の様子を見てるとすごいツンデレとおびえたウサギ状態なのにはすぐ気付きます。主人公相手より妹相手のほうがツンデレなのってどうなの凛(笑)桜も士郎相手より凛相手のほうがヤンデレですが。
お互いに同じタイミングで話しかけて、詰まった挙句にお互いのレシピがちょっと気になるなー教えてもらうと嬉しいなーとボソッと話して終了とかどんだけ。
見かねて士郎が桜を縁側に呼び出して、ちょっと遠坂のこと姉さんて呼んでみろ、とけしかけますが、この辺でいかに桜と凛がお互いについて「好かれてるはずがない」と思ってるのかが出てますね。凛は直接描かれませんけど、主に桜が。
妬けるくらい相思相愛だからとにかく行けとけしかけられて桜が台所に戻った後の、「姉さん」て言われてにまにまが止まらなくなる凛と、凛の反応見てうれしくて仕方ない桜のやり取りがたまりません。
一周目、このシーンで一気に幸せムードになった姉妹をこのまま幸せにしてやらねばなるまいと思ったものでしたが、ここがなければ鬱展開のままバリバリ進む進行にめげるところでしたよ(苦笑)
二人のやり取りを眺めてるイリヤと士郎の雰囲気も好きです。


「姉さん」呼ばれてすんごいびっくりしつつも「先輩って呼び方が二人もいると混乱するし」とかいって、まんざらでもないどころかそのまま定着させようとしてる凛が可愛すぎる。
浮かれるあまりにから揚げと麻婆豆腐が台無し、その前から緊張しまくってたらしくご飯はスイッチ入れ忘れてて炊けてないという衛宮邸の食事にしては珍しい惨状に突入ですが、4人とも料理は文句も言わずに頂いたようです。
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