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RN/UBW 11日目 遠坂邸到着まで

衛宮邸を逃れて遠坂邸へ避難。せいぜい夕方4時くらいなのにこんな3人が見咎められない深山町。
イラスト 41.png
UBWはアーチャーともども士郎が掘り下げられてるせいで、精神的に不安定な描写とか多くて、ときどきヒーローとヒロインが逆転している感があります(笑)
いいけど。
むしろ守り守られな、そこがよいけど。

夕方から荒れ模様

昼食が終わった頃から空模様が怪しくなったので、切り上げて衛宮邸へ。
バスから降りてすぐ、楽しかったかと訊かれて一瞬詰まりながらも楽しかったと答える士郎に「あんたは無意識にブレーキをかけてる」と凛から鋭い一言。
士郎の過去に何かあったらしいというのは看破しつつも「当初の目的は果たしたし、あとはそっちの問題ね」と、この時点では士郎の問題に深く頭を突っ込むつもりはありません。

桜に対してもそうですが、凛は面倒見がいいわりに結構な放任主義者なんですよね。hollowでイリヤにも言われてたっけ。こう、まっさかさまでも構わないから千尋の谷に叩き落してみて、上がってくるかどうか上からじーっとみてる、とかそんな感じ。

衛宮邸前まで来ると、切嗣の結界が壊されてます。前夜、凛に褒められたばっかりなんだけどな。
藤ねえは昨日泊まったまま、日曜だからと寝かせたままにしておいたので血相変えて土足で居間へ。
明かりのついてない居間には、眠りの魔術をかけられてキャスターに抱えられている藤ねえ。藤ねえと切嗣、衛宮邸で過ごした二人は士郎のウィークポイントで、この二人に関することには反応大きいですよ。この状況で、均衡を崩すようなまねをすれば凛でも  、と言うくらいですから相当でしょう。
PC版では士郎のモノローグで「藤ねえ」「殺して」などの言葉がいくつか空白で匂わされていましたが、レアルタでは「―――」で表記されるようになりました。雰囲気的にスペースの方があってるように思うんですけど……上手くいかなかったんでしょうか。
文脈でレート的に引っかかりそうなところも例によっていくつか改変になってます。

キャスターとの交渉開始。
キャスターの目的は、異能者の士郎をセイバーごと味方に取り込むこと。
交渉っていうか士郎のほうは、提案は呑めない、藤ねえ返せの一点張りなので交渉どころか会話自体なかば成り立ってません。キャスターはキャスターで自陣の有利さをアピールするために、街中の人たちから魂食いしてるとかいうもんで士郎はますます拒絶。
セイバーの魔力出力があれば今からでも聖杯を呼び出せるし、戦いもこれ以上する必要がない、という条件にはセイバーはちょっと揺らいだようですが、士郎が聞く耳持たず。「聖杯なんて関係ない、藤ねえを離せ」と繰り返すばっかり。

ここで、キャスターの口から士郎が第4次の被害者であること、衛宮の血筋でないことが明かされて、凛は初めてそれを知ることに。キャス子さん、幸運値どん底のよしみも含めて士郎が気に入った様子です。…嬉しくない理由だなぁ。
凛はただ驚くばかり、セイバーは目を伏せる描写がありますが、……あれ?セイバーはUBWでは士郎と切嗣と第4次の関係どこまで知ってるんだっけ…?まぁ、表面で何も話してなくてもセイバーなら夢で記憶を見ることで知れるんで問題ないか。 
カードを全部提示された上で最後の交渉持ちかけられて、選択肢。
杖になりたくないのでBADを避けてGO。いや、あれはあれで遠坂にとどめさしてもらえる数少ないBADで、魅力的なんですけどね(おい)

とことん喧嘩腰でキャスターの要求突っぱねるわりに、交換条件出す気はある士郎。……怒りすぎるとかえって冷静になるとか言いながら、すこしも冷静じゃないよこの子は。交換条件出す気があるならもっとわかりやすくやってください。決裂したらどうする。
士郎の交換条件は最後の令呪。
PCなら令呪とるから腕よこせというところなのですが、レアルタはちょんぱはダメなので
「皮ごと剥ぎ取りなさい、今ここで」
………うーん、エコーかけてもPC版ほどの「無茶言うな」感は出なかったですね。なにしろ藤ねえとの交換なので凛とセイバーがここで血相かえるほどの条件には見えなかったりしました。皮くらいならやっとけ的な。いやまぁ実質、皮だけじゃすまないだろうと思うんですけど。だって令呪引っこ抜くと神経も付い
―――やめよう、話がグロくなって来た。

セイバーは「大河はあきらめてください」とか言い出しますが諦めてなるか。黒セイバーにアゾット食らわせようが、幻のワカメルートで凛と敵対しようがそれが話の筋ならどんとこいですが、藤ねえはダメです。わたし的になんとなく。
キャスターに令呪を差し出そうと近づいた士郎に、キャスターは死んでしまいなさいと心臓めがけてルルブレ振り下ろしますが―――

ここ、不思議なんですがキャス子さんは何がしたかったんでしょう?fateでキャス子さんはルルブレは「儀礼用で人も殺せないナマクラ」と言ってるわけで。図らずもきれいに背骨に喰らった人が約一名いましたが、この場合セイバーと士郎の契約・令呪とも異変はなし。……ルルブレは胸につきたてて使う物っぽいのですが、マスターの胸につきたてればマスター権奪えるんでしょうか。
だってほら、hfラストで使った時ってマスター権が士郎に移ったわけじゃなかったし。

ともあれ、士郎の危機と見たセイバーが突っ込んできてキャスターさんの思惑ならず。
キャスターの矛先が藤ねえにむきかけたところで、士郎思わず令呪でセイバー制止。UBWではここで令呪使い切りですね。
セイバーはルルブレされて、令呪は3つの状態でキャスターに。
うーん、手袋の上から浮かび上がってるなぁ。
令呪は服で隠せるんですが。
というか、士郎は聖杯戦争中、令呪を包帯と長めの袖で隠してる、という描写が一応あったりするのですが、絵的に見せにくいという理由からか絵でそういうふうに描かれてる場面はないですね。
ルルブレされたセイバーの額にも刻印が浮かび上がってるらしいのですが、これも確か絵では描かれてなかった記憶が。

セイバーを手に入れて気をよくしたキャスター。
「大切な人なんでしょう。なら最期まで守り通しなさい」というセリフからすると、藤ねえを助けようとする士郎の様子も癇に障りつつも気に入った様子。
藤ねえと士郎を見逃すことにして、今度は凛に矛先が。逆らうセイバーにいきなり令呪使用。思わず凛の盾になって左肩を刺される士郎。
ここの「セイバーが遠坂を斬りつけるのなんて見たくなかった」というモノローグで、プロローグで斬られたアーチャーを思い出しましたよ。UBWでは無事ですけど。
泣きながら剣を引くセイバーと、スキをついて逃げ出す凛と士郎。手負いの士郎が藤ねえ抱えたままで逃げ切れてるので、キャスターは追ってきたわけではなかったんでしょうがとにかく遠坂邸まで走って逃げてきて、既に朦朧としてた士郎、藤ねえを引っ剥がされたとたんにダウン。
……呼ばれる前に来てよアーチャーorz


この後の幕間での凛とアーチャーのやり取りの駆け引きめいた雰囲気が好きなのですが、声には駆け引きっぽい雰囲気はあんまりないですね。
ちょっとしょんぼり。