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RN/HF 9日目 マスター判明。

イラスト 97.png 他ルートとは違う、ターニングポイントになる日。
聖杯戦争とは関係なく、他人から魔力を奪わなければ生きていけないマスターが存在することが明らかになる日です。
一気に書くのは無茶くさいので小刻みで。

慎二・ライダーvs士郎


急いで衛宮邸に帰ってきた士郎と凛ですが、玄関には桜の靴だけ、廊下には土足で侵入したあと。
普通に玄関から入ってきたんですね、慎二とライダー……。あとから、慎二はセイバーがまだ現界してると勘違いしてることがわかるんですが、士郎がいるかどうかもわからない状況でなんで真正面から来たんだろ。
―――まぁ、彼は自分がビルの屋上にいる状態で、ライダーに屋上にベルレフォーンかませと命令するうっかりさんなんですが。

真っ先に客間へ。それから、玄関から足跡が続いているらしい居間へ。
いや、この場合真っ先に確認すべきは居間なんじゃ…。
PC版ではここで凛が血の痕を見つけますが、レアルタでは靴の跡を示すセリフに変わってます。
どうして「桜は無関係だ」という臓硯の言葉を信じたのかと、頭に血が上る士郎とその様子にうろたえる凛。タイミングを計ったように鳴る電話。
慎二から学校へ来いと電話が掛かってくるシーンはfateにもありますが、人質を取っているせいかこちらの方がずっと余裕があります。テンパっているのはむしろ士郎。あと、桜桜と連呼する慎二の声を漏れ聞いてピリピリきている凛。なにげに慎二の「あいつは僕のなんだから」というセリフが「あいつは僕の妹なんだから」に変更です。この会話で慎二が柳洞寺でセイバーが消えたことを知らないらしいことを察し、我慢しきれずに会話に割って入ろうとする凛を制しながら「結界があるからセイバーがくればわかる。セイバー抜きで一人で来れば桜には何もしない」という約束を取り付けます。このときに慎二が桜を蹴りつける描写も消えてるなぁ……
「一つ聞いておく。お前は桜の兄貴か、それともマスターか」という士郎の問いに対する答えは大きく変わって「そんなの両方に決まってるじゃないか」という形に変わりました。原作では「こんなグズの兄貴なわけないじゃないか」と言い切ってくれやが……ああもう。原作の間桐家殺人事件では桜が心底かわいそうだったクチです。haだといい味なんだけどな慎二。
えーと、とにかく慎二の桜に対するスタンスは全体的に
・原作→絶対的隷従者として、所有物として扱う。そばにいればひたすら殴る蹴る。
・レアルタ→妹であるからこそ兄には絶対服従すべしという態度。罵声も浴びせるし乱暴に扱うが手は上げない。桜を傷つけることで優位確保。
という違いになってるらしいです。
間桐の魔術師のさらに上、という立場に固執してるように見えなくもない。

ならばマスターとして戦いに行くといって電話を切り上げ、学校に向かおうする士郎に凛が「待った」。
逆上した士郎は傍目に冷静に見えるらしい。言葉少なになって、一点集中まっしぐらで行動に無駄がなくなるせいかもしれません。結果見えてないけど。あと人の言うこと聞かないけど。
凛は付いてこなくていいといって校門までまっしぐらな士郎ですが、何のために協力を申し込んできたんだと一喝されてようやくちょっと冷静に。
士郎が桜を取り返して桜を守り続けてくれれば、ライダーの相手はアーチャーがするという作戦を立て、慎二が陣取るなら自分の教室だろうという凛の見立てに従って士郎が先に校門をくぐります。6時前。

3階にたどり着くと桜にナイフを突きつけた慎二と、そばに控えるライダー。
………snプレイ当事何の疑問にも思わなかったんですが。
何で制服なの桜。
えーと、朝は学校に行くつもりだったので確かに制服でした。
で、そのまま士郎がベッドに放り込んだので、寝かされた時点でも制服です。
でもそのあと家政婦さん来たんだよ……皺になるし寝苦しいし汗かくから普通着替えさせるよ……
家政婦さんがそのままにしといたとしても、そのあと桜は昼ごろには体調回復して、夕方まで普通に過ごしてたので着替えないわけが……あれー?
玄関に靴残したままってことは靴さえ履かされずに来てる訳で、改めて着替えさせたわけでもないでしょうし。謎です。というか、先日のレポ絵で普通に私服描いてしまいました。レインの一枚絵が制服だったのは覚えてたのに。しまった。

士郎は桜がナイフを突きつけられてるということと、自分が火災で肉親をなくしてるだけにどうして肉親にそんな仕打ちができるのかということで二重に血が上りますが、ライダーに「一人で来たということは戦うつもりじゃないんだろうに何しに来たんだ」とツッコまれて我に返り、震える呼気を抑えてようやく深呼吸。
―――中の人が深呼吸一つさえうまいことに感嘆です。
毎ルートそうですが、士郎と慎二の対峙は演技力高くて楽しい。
桜には聖杯戦争で殺し合いをしていたことを全部話した、桜は察しながらも訊けなかったらしいがさぁ訊くなら訊けと息巻く慎二。
「薄汚い間桐の女と知って嫌われなかったか自分で訊いてみろ」というセリフからは、慎二も間桐の家をよく思ってはいないことが伺えますね。臓硯の呼び方が本人の前では「お爺様」、いないときには「爺さん」「爺」なあたりにも。
見かねて「約束どおりに来たんだから桜を放せ」という士郎に、あれは命令だが、お前が言うことを聞くなら桜は放すと約束しようという慎二。
で、普通の人間vs魔術師だと不公平、ただのケンカなら慎二が勝つので、公平を期してライダーのサンドバッグになれと。んで、慎二が満足するまで倒れちゃいけないらしい。
それ公平違う。
というか、慎二ってケンカ強そうじゃないんですけど士郎にガチ勝負で勝てるんでしょうか?
もうしょうがないので服と体を強化して頭だけをかばう形で防衛戦。
つい2時間前に遠坂邸で成功率20%の低確率を誇ってたのに器用だなぁ士郎。ダメージはかなり食らってますが、ライダーの様子が柳洞寺のときと違うことに気づくだけの観察眼は活きてます。昨夜ハサンに一撃もらった腹にさらにもう一撃喰らって、倒れかけたのをライダーに捕まって持ちこたえ、立ち位置を慎二寄りに。士郎が立ち位置確保したのを見届けたライダーから、頑張れよとばかりに「距離は五メートルほどです。我慢強い貴方の勝ちですね」と声。
ライダーの攻撃が再開されますが、急所は全部はずしてかつ士郎の位置が慎二寄りになっていくように調整されてます。最後の一撃を繰り出そうとするライダーに、「いいぞ殺せ!」と叫ぶ慎二と驚いて声を上げる桜。
宙に突き上げられる形で桜のすぐ近くの位置を確保した士郎、慎二が桜に突きつけていた刃を掴み取ることに成功。
このとき、顔を上げた桜の耳元にピアスがつけられているのがはっきりわかりますね。髪型のせいで片耳しか見えませんが、割れたシーンから察するに片耳だけのピアス。
思いっきり体を反転させた士郎、左手でナイフを掴んで右手で慎二にグーパンチ。ライダーの打撃で腕の感覚はなくなっていたはずですが頑張りました。慎二を吹っ飛ばして、座り込む桜に駆け寄りますが、桜の熱は朝よりも上がっている様子。間髪いれず遠坂主従乱入で、ライダーは腹を斬りつけられて負傷。
電話してる最中そばにいたので私も来ました、桜に手を出されたんだから当然だろうという凛に、慎二逆ギレ。桜へのグズ発言はみんな削除されてるなぁ…
おまえらみんな桜桜うるさいよ、マスターは僕なんだからこっちに注目しろよてなことをいいますが、だったらライダーの傷を治して戦わせればと凛に挑発されて取り出したのが偽臣の書。……公園のときと同じことしてどうするよ。傷を負ったままのライダーを令呪で無理に立たせようとする慎二ですが、ライダーに掛かった負荷を見かねた桜がマスター権を奪い返したのか、本炎上。ライダーのマスター権が桜に返ります。

ライダー完治。ステータス、柳洞寺のときレベルに回復。士郎のそばに座り込んでいた桜を抱えて慎二よりの位置に飛び退ります。ライダーの行動に驚く慎二のセリフが「誰が桜をつれてこいって言ったんだよ」から「何やってんだよ、僕は戦えって」に変更。ライダーの応えは「そのような命令はありません」のまま変更ないので、慎二の指示を無視した感がさらに強まってます。ここで「令呪はマスターの体に現われる」という大前提がライダーの口から再提示。慎二をマスターだと認めたことなどないという言葉に顔色を変える慎二。令呪が本だという時点でおかしいということですね。「あなたなら気づいていたのではないですか」と水を向けられた凛も最初から慎二は除外していて「臓硯がライダーを召喚したのかもしれない」と思っていたようです。ああ、臓硯がアサシンのマスターだと聞いて驚いてた理由はそれか。その時点で「臓硯がライダーの召喚者」という仮定は消えたことになります。サーヴァント二人持つことはできても、二人召喚することはできないわけだし。
そして当然過ぎる結論。間桐のマスターは間桐の今代の魔術師である、という結論にようやくゴール。桜が魔術師であり、ライダーのマスターであると判明です。桜の左手に令呪顕現。

令呪は腕に宿るので凛は最初に桜の腕をチェックしていたわけですが、そのときに令呪がなかったのは慎二に譲っていたから―――という説明が、なぜか凛のセリフから士郎のモノローグに変更。…HFで、学校にはもう一人魔術師がいるけどマスターかどうかチェック済み、って話題出たっけ?凛とは鮮血神殿の話すらしてないんで、凛の説明でよかったような気がするんですが……
もう一度本を作れと詰め寄る慎二の前に立ちはだかるライダー。「サクラに手を上げるなら排除する」というセリフに「たとえ兄でも」という言葉が追加。原作よりも兄と妹という立ち位置が強調されてるようです。
残り一つの令呪では、「慎二に従え」という令呪に逆らうライダーをさらに止める手段がない、もう慎二に従わせることは出来ない、慎二は最初からマスターじゃないと突きつけられて、そうかと笑い出す慎二。臓硯には失敗作と呼ばれ、サクラには同情されてたんだからそりゃそうだよなというわけです。
―――いや、取り得がないわけじゃないんだから弓とかやったら。凛も言ってたけど。
唐突にうつろな目になって、間桐の後継者ならこいつらを殺せと言い出す慎二、今まで桜は慎二の言うことに逆らわなかったというのですが桜、はっきりと拒絶。士郎を傷つけないという約束を破ったのだから、もう従わないと今まで慎二には向けなかった厳しい顔で慎二と決別。
「―――じゃあ、お前の好きなようにしてやるよ」
とピアス破壊して嘲笑を残し、慎二は逃げ去っていきます。さすがに妹に「死んじゃえよ」はアウトだったようですorz そりゃそうだ。
ピアスを砕かれた桜の立ち絵、ちょっと修正入りました。PCでは顔にまで飛んで片頬が薬でべったりだったんですがレアルタでは服に飛び散る程度に修正。あとで説明されますが、これは全身に張り巡らされた刻印虫が桜から魔力を奪うように作られた薬です。暴走して3ルート最大出力の鮮血神殿展開。前2ルートでは魔術回路を持った人間には大して影響を与えられなかった鮮血神殿が、魔術師にも死に至るダメージを与えるものに変わってます。

この辺での改変対象は、殆どが桜に対する慎二の言動と態度です。原作の慎二、桜に基本的人権認めてないレベルだからなぁ…あとから原作見直すときついきつい。
HFはレアルタになってえげつなさが減って見やすいルートになりました。
ライダーの真マスターが明らかになり、桜が魔術師であることが明らかになったわけですが、このあとさらに軽くライダーvsアーチャーがあってライダーの真名判明、暴走する桜の危険性提示、桜と凛の関係と次々に明らかになった上に、言峰とアーチャーから「正義の味方であることを選ぶか、それとも」という選択を突きつけられ―――
長い夜です。重要な局面でもありますし描きたくなったシーン山盛りなので刻んでいきます。

RN/HF 9日目 拉致まで

「おかしいなぁ……風邪、ほんとに治ってるのに」
  あと少し。あと三十分も経てば、きっと帰ってくる。
イラスト 96.png
「……やだ……なんかおかしいです、先、輩」


セイバーを失った8日目に続き9日目も激動です。
桜の体調不良はただならぬ様子を増し、凛は初めて士郎の異様な魔術を考察することになり。ここから桜さんの1回目まで一気ですよ。そりゃ士郎もテンパります。
取りあえずは夕方の幕間まで。

桜、病欠

前夜の負傷でうつぶせ寝する羽目を見た士郎、微妙に肩こりしつつお目覚めです。
…そういえば、普段すごく寝相のいいイメージがあるんですけど何でだろう。枕も外れずにピシッと寝てそう。土蔵で寝落ちしたときはごろ寝してる感じがするんですけど。
既に7時なので士郎にしては寝坊。桜が朝ごはんの支度をしてくれていますが、台所を覗くと桜さん朝っぱらから顔赤いですよ?ついでにいうと汗もかいてますよ?
先輩起こしに行ったけど起きてくれなかったし疲れてるんですよーゆっくりしてきていいですよー準備はやっときますからー
と言われて、んじゃ顔洗ってきますと立ち去りかけた士郎、待てよ今のテンションなんか変ですよと思った途端に桜さんバタリ。―――調子悪いと逆に気持ちが補おうとするのか、ハイになる変なクセがあるんですよ桜。
戻ってみると例によって自分の具合の悪さを自覚してない桜。学校に行くんだと言い張る桜の手を引いて客室で寝かせようとするものの、連れて行く途中の廊下で結局歩いていることも出来なくなってまたバタリ。もうどうしようもないので抱きかかえて客間に移動。前のときは桜が驚いて騒いだりしましたが、今回はもう朦朧としてるので静かなものです。部屋に着くまでに半分気を失ってるような有様。士郎じゃ桜の介護は出来ないので、桜も馴染みの藤村邸の家政婦さんを呼んで留守を頼むことに。
まったく何でそんなに学校に行きたがるんだとぼやいて部屋を出ようとしたところで
「先輩と、一緒に学校に行きたいんです」「私が先輩を守らないと」
という桜のうわごと。

家政婦さんをお願いしてくるくだりで、藤村邸の様子の説明がちょこっと出てきます。深山町で1,2を争う富豪で、離れに社員と称するお兄さんがたくさん住んでて、お手伝いさんも数人…。大きなうちなんですね。桜が来るまではちょくちょくヘルパーさんを回してもらっていたようですが……この恵まれた事情が切嗣がひょいひょい家を空けてた一因になってたりして。ていうかトラウマ持ちの養子をだだっ広い屋敷に置いて半年とか留守にしないでくださいだめんず。
士郎は士郎で、昨夜の件を凛に報告しなきゃいけないんで学校に行かなきゃということなのですが、
……電話入れればいいのに。
UBWでは学級名簿持ってるからとかで凛に電話連絡したこともあったのに。
いやまぁ、ここで士郎が家に残ってしまうと話進まないんで、多分ぶっちゃけ話のつご(ry

そんなわけで桜を残して士郎だけ登校。
昼休みは凛に報告して状況整理と、同盟継続確認…というか協力要請とそのための条件提示及びギアス。選択肢多いです。しかも即死でないBAD行きの選択肢が一つならず混じってるし。
昨夜の顛末を話すと臓硯がアサシンのマスターだったことに驚きつつ「サーヴァントが消滅するのを待って、それからマスターを殺そうとするなんておかしいじゃない」と凛。いやあの、その前にセイバーが脱落した点に驚いてはもらえませんか。あっさり納得しすぎです遠坂さん。
えーと、とりあえず何で臓硯がセイバーが消滅するまで士郎を生かしておいたのかという点についてはセイバーを取り込んだりハサンの経験値にしたり色々使いたかったってことですよね。公園で遭遇したときにはキャスターの亡骸みたいに傀儡として使いたいとか言ってたし。
まぁBAD1見るに、セイバーは依り代がなくなっても魔力さえあれば即消えたりはしないらしいですけどね。
んで、士郎は用済みで凛にはまだ利用価値があると。
―――なんだっけ(おい)
HFはほんとに細かいところで色々忘れてます。どっちも桜がらみとしか思えないんだけど……いいや、あとででてくるでしょう、きっと。

さらに選択肢。凛との協力体制の確保と、条件付け。つうか契約。
……ギアス引っかかってBADは素晴らしく後味悪いわけですが、PCのときどうしたんだったかな…。なんかメタ的に条件丸呑みはない気がして、迷った末に3つ目だけ蹴ったような気がする。難しいですよねこの辺。
1.するか!
2.仕方ない
って、どっちがYESでどっちがNOなのか一瞬迷うし。
4つ目の質問「私を勝たせてくれる?」は凛のかわいい発言なんだろうなーと思いつつ、ピンと来ないセリフでした。…今回もやっぱりわからなかった。
「かわいさがわかりづらい」

契約が成ると、じゃあ放課後は遠坂さんちで講義しますという話に。
初日から断れないし、桜は心配だけどとりあえず講義を受けることにする士郎ですが
ええい、だからなんで電話一本入れられないんだこの子は orz
放課後、既に雨の兆し。巡回があるからあんまり降られると困る、なんて話をしつつ遠坂邸へ。一回桜の様子を見に帰りたいと言い出そうとしたわりに、先に話をふられてあっさり諦める士郎の甲斐性なし……
遠坂邸に着く少し前から、「侵入者を拒む」結界は士郎も感じてたようでちょっと気後れ。鮮血神殿といい、柳洞寺の匂いといい、結界の類はなんとなくはわかるんですよね士郎。だからどうというほどは感じないみたいですけど。

UBWとは違って居間じゃなくて私室まで通されて、士郎の属性判別開始。なにげにここでゼルレッチの宝箱が登場してますね。ミミックのやつ。ゼルレッチの瑪瑙もセージも凛は一緒くたにしてここに入れてる模様。……なんで石と草が一緒?切らしてたんで霊体化中のアーチャーに取りに行かせたりもしますが、アーチャーはこの場面といいUBWの工場のシーンといい、魔術的な薬草の知識はあるようですね。工場では凛にわからなかったものを匂いだけで判別したりと微妙に今の凛より知識はある様子。ロンドンで勉強したのかなぁ……。
それはともかく、アーチャーはプロローグで負った傷がまだ治らないとかで昼間は遠坂邸の地下にこもってます。普通の傷はあっさり治るのにセイバーに斬られた傷だけ治らないなんて、なんか因縁でもあったのかと凛はぶつくさ。
なんだか探し物が出てこないらしくてがさごそしているので、手持ち無沙汰に部屋を眺めていた士郎、子凛の写真発見です。普通ならどうということもない、子凛のリボンに引っかかる士郎。桜のリボンの伏線になるシーンですが―――ああ、なんで「凛は自分のリボンを片方桜に譲った」と思ってたのかわかった。ここで凛が「お気に入りだったけど色々あって手放した」といって複雑そうな顔をするせいだ。あれ?時臣と別れたときの一枚絵、細いリボンですよ?
……今頃気づきましたが、Zeroの口絵確認すると第4次当時の凛のリボンは第5次時点のと同じなんですね。えっと、するとここで出てくる子凛の一枚絵はプロローグと同じものですが、4次の時臣との別れのときは細い紅のリボンじゃなかった事に……
すみません、大事なところでややこしくするの勘弁してください orz
個人的には子凛は細いリボンのほうが似合うと思います。絵面的に。

士郎の魔術回路判定は「五大元素に該当なし」。
水粘土使って強化の実演しますが、聖杯戦争始まってから昨日までとは違ってまた成功率下がってます。遠坂さんは今までの修行の様子を色々と質問しますが、でたらめすぎてポカーン。いや本当、なんで切嗣こんな教え方したんでしょうね。あっさり自滅死しかねない方法遺して逝かないでください。
士郎の投影が異常であるとか、本来の士郎の本分は投影であるとか、過去のルートで謎だったことはここであっさりと解明。士郎は「作る」魔術師であると告げられます。魔術師の4属性の話は空の境界にありましたね。「探す」とか。
スイッチのオン・オフを仕込むために薬飲ませるから一晩泊まって行けという話になったところで今度こそ寝込んでいる桜の話を切り出して、きれいに忘れていたうっかり遠坂と一緒に急いで衛宮邸へ。これが5時ごろ。

幕間・衛宮邸。4時~4時半ごろ。
昼ごろには体調が回復して起き上がれるようになっていた桜、家政婦さんを帰してしまって一人になっています。居間で士郎を待っているとまた発熱。
この発作、HFまで全く描かれてはいなかったんですが実は凛の魔術刻印同様に恒常的に桜を苦しめていたものだったんですね。桜が士郎になんでもないし元気だといい続けたのはこれがごく日常的に繰り返した不調だったからっぽい……。異変の鎮め方を仕込まれた、という表現が「躾けられ、矯正された」から「教えられた」に変更されてます。
でも今回は以前からのものと違って、体の中に何か自分以外の熱源があるような感じがするとのこと。例えるなら肉の詰まった缶詰の中で出口を探している子犬みたいな感じで愛らしい気さえする、という表現が奈須さんらしい感じ。
そんな感じでへたっていると、毎ルートお馴染みの鳴子の警告音。慎二来襲です。土足。

慎二の登場からはテキストの改訂がすごく多いです。
朦朧としている桜を見て「どうしたんだ、こんなところでひとりで……爺さんが言っていた通りライダーを使いすぎた反動かな」とか言いつつ、「衛宮とケリをつけるからお前も来いよ」と桜を引きずり出そうとします。言い回しが色々とソフトになってますね。…ソフトというか、セリフと描写の殆どに直しが入ってるのがなんとも。
「約束が違う、先輩にはもう手を出さないって言ったのに」と抗う桜ですが、そこへ何か叩きつけるような音。
……手ぇ上げた。テキストには何にも書いてないけど絶対蹴りか何かくれた!
(PCでは桜のお腹につま先で蹴り入れてた……)
桜へのいたぶり方はPCの方が相当にえげつなかったり厭らしかったりするんですが、規制への挑戦の見えた瞬間でした……
あと「爺さんから預かった薬」が「爺さんから預かったモノ」になってたり細かい調整。PC版は媚薬だったからね……
桜に触れるほど近くで囁くシーンも「頬に触れるほど口を近づけ」じゃなくて「耳元に触れるほど~」だったりとかPCでの仕打ちを窺わせる描写は軒並み改変。
嗚咽する桜を連れて来いとライダーに命じて、桜を拉致。

このあとはライダーの真マスターと真名判明、言峰の警告とレイン、HF差し替え2回目(桜さん1回目)と山盛りです。
差し替え楽しみ。妖艶担当ゴーゴー。

VAMPIRE[名]→1.吸血鬼。2.搾取するモノ。3.妖婦。4.舞台上から役者を急退場させる為の仕掛け。落とし戸。
桜さんはナイスVANPIRE。

RN/HF 8日目 2つの幕間

柳洞寺で士郎が廊下に残された血痕に名残惜しげに触れていたシーンがありましたが、セイバーvsハサンであそこで負傷したのは腕を斬られたハサンの方だという台無しなことに気がつきました。
―――あれ?
えーとでもほら、血痕は手のひらより小さいくらいで、ハサンの血にしては少ないし。セイバーが呑まれる途中で血を流したんですよ、きっと。ねぇ。

あの人はずっと傷ついてきたのに、今まで綺麗なままここにいてくれた。
その、自分なんかとは違う大切な存在を傷つける者は、誰であろうと許さない。
イラスト 95.png
「―――なんだ。外に、出さなければいいんだ」
ほっとした声で、ごく単純な答えに少女はいきあたった。

「歩けなくなるぐらいの怪我をしちゃえば、もう危ない目にあうことはないですよね、先輩―――」

呑まれたサーヴァント3人目。桜さん壊れ始める。


ハサンに殴り飛ばされた腹と、叩きつけられた背中の痛みをかばいつつ衛宮邸に帰り着くと玄関に明かり。上がり口に桜が待っています。本人はたまたま夜更かしをしていてトイレに寄った帰りだといいますが、これは士郎が察したとおり士郎とセイバーが出かけた3時間前からずっと廊下で待っていた、が正解。……セイバーなら追いかけるか居間で待つだろうし、凛なら時間を見計らってから玄関に出てくるところでしょうが、性格の違いが出たなぁ。
傍目にもわかりやすく参っている士郎に、元気が出るからと強引にお茶を勧める桜。
それに応えてようやく出てきた「ただいま」という士郎の言葉に、桜もほっとした様子で「お帰りなさい」と返します。

淹れてもらったお茶がダメージを受けたお腹にしみて咽たことで怪我発覚。
打撲はどうしようもないのでとりあえず背中の手当てになりますが、消毒薬が痛いとこぼす士郎に容赦なく且つてきぱきと手当てする様子はどことなく姉に似ていると思いました。UBW通過してない士郎は弓道部仕込みか藤ねえ仕込みかと思ったようですが、UBWでイリヤ城に向かう前の晩のやり取りとよく似てるよ。
20分かけて手当てを終わり、桜にお礼を言って寝ようとしたところで
「それはいいんですけど、セイバーさんは帰られたんですか?」
という桜の言葉。
桜はライダーの視覚を共有することもできることが後に出てくるのでセイバーの顛末を知っていてもおかしくないんですが、このあとに出てくる桜のモノローグを見る限り、事情を察してはいるもののはっきりとは知らないようです。
急な話だけどもう戻ってこない、最後に桜のことを気にしていたと伝えると、せっかく仲直りできたのにお別れがいえなくて残念ですと桜。後味悪く思い悩む士郎に、
「でもよかった。あの人が来てから先輩怪我してばかりだったから」
というセリフがプレイヤーにはひんやり重たいです。
fate・UBWで士郎を奉じてきた相棒セイバーも、平和な日常から急に命がけの戦争に放り込まれた士郎を案じていた桜からすれば「士郎から日常を奪った一因」という要素が大きかったという話。
……前2ルートからの視点の違いが大きすぎて、プレイヤーついて行きづらいです奈須さん。
桜というキャラクターの数多いコンセプトの一部として「本来救われるべき対象でない者」「士郎が戦争に参加することを厭う者」というものがあると思うんですが、2ルート通して「共に命がけで戦い抜くヒロイン」に馴染んだプレイヤーにとっては切り替えがついていかない難物ヒロインだと思います。
というか、ギャルゲヒロインとしてこのコンセプトは大き過ぎるハンデだと思うんですが……
「セイバーをつき合わせていたのは自分だし、明日からはもっと家を空ける」
という士郎の言葉に驚いて、ろくに言葉を返すこともできずにただ「お休みなさい」と応える桜。
士郎は部屋に戻って、セイバーを破ったのがあの「影」であること、「影」を追う限り臓硯は自分の前に立ちふさがることを確信します。

幕間。部屋に戻った桜。
少なかった桜視点の描写が入り始める時期ですが、既に3人のサーヴァントを呑んだ桜の思考はおかしくなり始めている様子。めったに風邪を引かないという桜ですが、また熱を出して倒れかけている上に幕間の最初と最後で言っていることがはっきり矛盾しています。
電気を消すことすらやっとの体で服のままベッドに倒れこみ、一体誰が士郎にあんな怪我をさせたのかと憎悪を抱く桜さんですが、士郎の背中を思い出して妄想モードに。
……えーと成長期の士郎さんを回想しつつ指でシーツを辿る、妄想モードの桜さんがえろっちいです。さすがえろ担当。
PCにはあれやこれやと妄想が突っ走る描写のあったシーンですが、レアルタの桜さんは曰くカモシカのようにしなやかだとゆー士郎の背中やら胸板やら回想しまくった最後に、妄想の指が士郎の唇までたどり着いたところで真っ赤になって停止。雰囲気は残して最小限の形で削られましたですよ。
…………ぼろぼろの背中にときめいてごめんなさいとか、桜さん、あなたって子は(笑)
いや、士郎の見所はぼろぼろさ加減だけど。
士郎は自分を遠ざけることで守ろうとしているけど、桜は士郎にそばにいて欲しい、そんなことはわがままだという桜さんの後ろ向きな煩悶が原作よりやや強調される格好になってます。
ひたすらにごめんなさいと繰り返しながら士郎にこれ以上怪我をさせたくないと考える桜の出した結論は
「歩けなくなるぐらいの怪我をすればもう外に出られない、危ない目にあうこともない」
声がついたことで、どこまでも思考がズレていく桜の薄ら寒さがさらに強まりました。怖いよぅ。
士郎の描写の方が何も知らない善意で動くもの代表になってる分、士郎逃げてーな、感じが漂い始めます。
ちなみにシーンタイトル名は「サナギ」。

さらに幕間。貴重なギルガメッシュと言峰の日常のやり取り。
監督役として言峰が書いている昏倒事件の報告書によると、この段階での被害者57名、うち死亡者5名。言峰の見立てによるとそのうち大の男でも一晩もたなくなるだろうとのこと。ギルガメッシュはギルガメッシュで、世界の全ては我のものー、な人なので自分以外が人を殺すのは気にいらんようです。わがままだ…!彼的理論では「人を人を殺せば罪罰で迷うが、それは別にみてて面白くもなんともない」かららしいです。
……ああ、やっぱり「殺せば」だったんだ。PCではパッチあてても「人が人を降ろせば」という誤字が直ってなかったポイントですorz
「おぞましいから殺す」ギルガメッシュと「楽しいから殺す」言峰、主従の絆ここに深まる。
なんてはた迷惑な主従なんだ……。
ご機嫌で去った英雄王に「無価値なものはあるが無意味なものはない」という言葉を向ける言峰ですが、人の価値と意味については好き漫画に好きなセリフがいくつもあったのを思い出しました。言葉としては全く逆ですが、
私はそっちの方が好きです。
全然関係ない話なんですが、ちなみになるしまゆりの「プラネット・ラダー」。
「確かにその案は考えたけど……気に入らないの、なんとなく。気が進まない。人生なんてものに意味なんてないと思うけど、さらにその価値までなくなるような気がするのよ。それは多分、全然違うことでしょ?」(3巻)

「…やめて。私には価値なんてない」
「お前が知らぬだけだ」
「知っているわ。私には価値なんてない(中略)
見かけが美しかろうと学問がどれほど得意だろうと生ける武器の声が聞こえようと、そんなことは私の価値なんかじゃない。持って生まれたその事で一体私が何をしたというの?(中略)
…何もした事のない人間の価値はゼロだわ」(4巻)

二界滅亡のくだりは名作です。あんなに心を打つニワトリさんはいません。

ここいらから間桐さんちの殺人事件までの流れが非常にじわじわぎりぎりと痛々しいので苦手だったりします。桜さん本領発揮は衛宮邸襲撃からだと思うんですよ。

RN/HF8日目 柳洞寺まで

イラスト 92.png
8日目夕方から夜の柳洞寺の戦いまで。
この日一番の大きな出来事といえばセイバー脱落と、初めて士郎を守って戦うライダーですね。
帰宅してからの桜の言葉からは、表2ヒロインと違って聖杯戦争の進行と勝ち負け自体は桜の眼中にないことが伺えます。桜にとっては聖杯戦争の顛末がどうなろうとも2週間を何とかやり過ごしさえすれば御の字、という代物だったんでしょうが、士郎の方が後に退けなくなってるところに暗雲。

セイバーさん単独行動は自滅フラグ


夕方、家に帰ってからは夕食係を決めるためにじゃんけんする、という微笑ましい一幕。普通は負けた方が当番、だと思うのですがこの人たちの場合は勝ったほうが夕食作る権利を得ます。……君ら主婦適性高すぎです。
ちなみに、士郎はじゃんけんだと初手はグーを出す癖があるそうですが、haの後日談でだした手もグーでしたね。じゃんけん死ねぇ。
日常を過ごす家庭的な桜の図、を眺めつつ士郎は臓硯から桜を守らねばという思いを新たにします。

10時を過ぎた頃、夜の巡回へ。
巡回といいつつ、手がかりを求めて怪しいところへ向かうわけですから実質出陣です。柳洞寺か公園かの2択はどっちを選んでもいいところですが、最後ですしこんな所でまで抜けたマスターッぷりを曝すのもかわいそうなのでストレートに寺を選んでおきます。
出際に桜の気質を気にして話を持ちかけてくるセイバー、曰く「桜は自分を責めすぎる。過ちを正すことより悔いることを強要している」とのこと。
……後ろ向きっ子だからね。
ルート分岐したあたりの教室のシーンで桜には親しい友達がいないらしいという描写もありましたが、桜にとって誰かに好かれるということは「いつか自分の汚さに気づいて嫌われるに違いない」という恐怖を伴うのかもしれないと思いました。自責に関しては割りと同類なセイバーさんには色々思うところがあるようです。気にかけるようにする、という士郎の言葉に微笑み返してセイバー最後の出陣。

柳洞寺は昏倒事件で通報された後なので、立ち入り禁止の柵が設けられていますが乗り越えて境内へ。士郎曰く、「熟れた果物の匂い」がするとのこと。ライダーの鮮血神殿は「蜜のにおい」に例えてましたっけ。
異常の見つからない本堂を出て柳洞池に向かおうとしたところでアサシン来襲。マスターを叩かれることを警戒したセイバーによって、士郎は本堂に監禁です。が、士郎を突き放してのセイバーの単独行動といえば恒例のBAD ENDフラグ。驚策を強化して扉を叩ききろうとする士郎の前に臓硯登場です。

幕間、セイバーvsアサシン。
距離をとりつつの投擲はランサー戦でも見せたアサシンの基本スタイルですね。40ほど投げたあたりでダーク弾切れ。弾数でシエル先輩に負けてるよハサン。弾切れで足を止めたアサシンを、それでも危険と直感してやはり足を止めたセイバーに、戦況を語り始めるハサン。レアルタでは声がついてるので特別そうとも感じないのですが、ハサンの声音は澄んでいてランサーに似ているという設定でしたね。……セイバーの心臓を取り込むことに成功してたら、鈴を転がすような声になっていたんだろうか。それはちょっといやだ。セイバー抵抗ありがとう。
アサシンがセイバーに追われるままにここまで来たのはマスターから引き離すための誘導だったと明かされて焦るセイバー、お寺の廊下でエクスカリバーを開放―――します、したはずです、だがしかしみたいなそんなテキスト。
えーと、撃ったんですけど風攻撃だったんで風除けの呪いで無効化出来ちゃいましたよラッキー、ということらしいです。
それはつまり、撃ったのはエクスカリバーじゃなくて風王結界の攻撃版でしたということですかね。この局面、ちょっとわかりづらい。
あと、伏字になっていたアサシンの風除けの呪いが「神は偉大なり!」になりました。この一言で十分どこの宗教かバレまくりですが、現地発音じゃないせいか大丈夫だった模様。風除けが効いたため、セイバーの注意をそぐためにダーク一投。一瞬気を取られたセイバーを影がキャッチです。ランサーのときもそうですが、アサシンはこの英霊食いの影(アサシンは真夜“アルヤル”と呼んでますが)を常に計算に入れて動いてるのですね。
影に足を囚われた段階で足の感覚はないものの、渾身の力でなら脱出は可能。ただ、アサシンが「セイバーをただ影に飲ませるのは惜しい」ということで心臓狙いでザパーニヤーしてくるので渾身というわけにはいきません。影に囚われたセイバーの一枚絵に、腰まで黒く呑まれたパターンが追加です。
呪腕をたたっきる代りに脱出の機と力を失ってセイバー脱落。

本堂に戻って、臓硯と対峙する士郎。
OLさん食いのシーンでは臓硯の立ち絵は出ませんでしたが、ここでアーチャーに斬られた半身を完全に復元してるのが確かになってますね。
どうするかの3択でどれが正解だったのかすっかり忘れていまして、

一回DEADりました。
士郎食べられた。orz

女子に食われるのはともかく、虫に食われても楽しくないのでロード。
セイバーを待つことにして、1分のち令呪消失。
セイバーは死んだと告げる臓硯に突っ込むも、戻ってきたハサンに壁に叩きつけられて士郎一時的に戦闘不能です。息が出来ないのと頭回らないの両方。
数あるBADエンドでもよくある局面ですが、女子死亡で思考回路が停止するんですよね士郎。じゃあセイバーがいなくなったところでじっくり殺っちゃっていいよという下知に、ライダー登場。士郎を守るように短剣を払ったライダーを、逆らうなら殺せということでハサンvsライダーです。

ライダーは慎二がマスターだと進化が発揮できない、という設定があるのですがこのときのライダーは真ライダー。アサシンの猛攻を全部避けきります。
この辺、ハサンのセリフがカタカナ言葉に戻ってますね。セイバーに腕を斬られたところから。肩にライダーの釘剣を打ち込まれたハサン、お堂中に叩きつけられたのち遠心力でぽーい。全身骨折の果てにお堂どころか、境内さえ越えて山門から転がり落ちる有様に、思わず上がる士郎の声も同情じみています。
あわれ。
臓硯もこれで蟲と一緒に撤退。
残ったライダーに慎二のサーヴァントなのに何故自分を助けたのかと問いかけると「あなたを死なせてはいけないと命じられています」とのこと。
……先の展開を知らなければ、ここで慎二も士郎に思い入れがあるのかと思えたセリフだったのですが、あいにく初プレイ時は既に真相を知っていました。惜しいことした。

セイバーの痕跡を求めて廊下に出て、ヤスリをかけたようなぼろぼろの廊下と血痕発見。士郎の令呪も完全に消えます。
えーと、サーヴァントが消えても令呪は消えないけど、マスターの資格を失うと令呪は消える、と……。
―――マスターの資格を失うのはなんで?
サーヴァント失ってもはぐれを拾えばマスター復帰できるんですよね。何で士郎はここでマスターでなくなったんでしょう。もしかしたら言峰がなんかいってたかもしれないけど覚えてないや。
とにかく、この時点で士郎は聖杯戦争から敗退した格好になるわけですね。本人は抜ける気全然ないけど。
一人歩きは危ないから送るというライダーに、敵同士だからそこまで世話になれないと辞退。お礼だけ言うとライダーだけ先に帰っていきます。ちゃんと山門から出て行くよ…結界のせいでしょうか。

イラスト 93.png

RN/HF 8日目

すまない―――シロ、ウ
イラスト 90.png

止めすぎなのでとりあえず絵だけ。
セイバー消失の翌日にもう「レイン」だったんですね。
8~9は激動の日のせいか、もっと間があったような気がしていました。

RN/HF8日目 幕間・間桐邸まで

これが修練場。
こんなものが修練場。
イラスト 86.png
ここで行われる魔術の継承は、学習ではなく拷問だった。

間桐邸の暗部が次々と出てきます。
新都で臓硯の体になっちゃうOLさん。目にした凛が、怒りのあまりに吐き気を催した間桐邸地下修練場。
……間桐家衰退の元凶は、土が合わないとかそういう問題より先に、絶対臓硯にあると思うんですorz
蟲関連、微妙に表現規制

公園で影に襲われたあと、朦朧とした状態でセイバーに抱えられて帰ってきた士郎、居間まで来たところで眠っていたはずの桜とエンカウント。士郎の尋常でない様子に怒り心頭の桜、セイバーを冷たく見下すような表情を見せます。
口を出せることじゃないから何も言わなかったけれど、ただでさえ士郎はセイバーが来てから辛そうなのに、怪我までさせて帰ってくるとは何事かと。
……fate・UBWでセイバーに馴染みのあるプレイヤーからするときっついこと言ってるなという感がありますが、家族同然として付き合いの長い人間としては至極真っ当なこといってますね。大事な人間が急に夜歩きするようになって、怪我して帰ってきたら普通怒ります。桜はその内情を知ってもいるので、このあとすごく反省……というか自罰的になってしまうんですが。

士郎がようやく自室に落ち着いたところで幕間。新都駅前~中央公園。
帰宅のOLさん、不安感に襲われて逃げ惑った挙句に公園でむしゃむしゃ。…OLさんの声は誰だろう。割と蓮っ葉な調子のしゃべり方です。
蟲の入り始めの描写が軒並みなくなりました。あと、OLさんのてんぱった断末魔(最後のほう声あり)が一部削除。……グロッちい描写はあちこち減ってはいるのですが、意外なくらい原形をとどめていますよ、テキスト。
えーと、あと断末魔とかイッちゃってる声についてはいまだ士郎と慎二を超える人はいませんです。あの二人のインパクトが強すぎてOLさんが意外と余裕ありげに聞こえました…。
五分でご馳走様されたOLさんのお肉から、臓硯再構築。それを見守るハサンと臓硯のやりとり。肉体をまるごと取り替え続けても、魂が腐っているから取り替えた端から腐るとかこの辺はPCまんまです。
人として扱われなかったもの同士として共に永遠を求めよう、と忠誠を誓うハサン。

8日目朝。
士郎の体調、回復。なんだか倒れては回復してを繰り返してるなぁ。
十年前の光景を思い出しただけで前後不覚になるなんて修行不足だ、とか士郎理論がまた出てきますが、うんそれ修行不足とかそういう問題じゃないから。普通にお医者に行ってください。ていうか被災者フォローをしっかりして、冬木市行政。孤児たちがまとめてどこかに行っちゃっても感知してないし、何やってんだろ。
7時なので、士郎にしてはゆっくりした朝です。
台所に行ってみると、士郎とセイバーの朝食を作り終えて一人で先に学校に行こうとしている桜。昨日は朝練がなかったら毎日一緒に登校していいですかって嬉しそうだったのにね。
昨夜士郎が落ちてから、言い過ぎたとセイバーのところに謝りに行ったらしいのですが、逆に謝り返されて行き場がなくなったので自主的に自分に罰を、ということで冬の弓道場の雑巾掛けをしに行くそうです。
……間桐邸で気を許せる相手がいなかったせいか、自分が悪いと思ったら人に何を言われても納得しない子のようです。もちょっと肩の力抜いてけー。

どうしても、ということで先に出かけていった桜を送り出したあとは、セイバーと朝食。昨夜のことを聞いてみますが、セイバーとしては桜が言ったことのほうがもっともだと思っているので、気に病まれて逆に困っている様子。ニュースでは、昨日凛が目を向けていた地域での集団昏睡事件の報道。被害者およそ30人。キャスターのように策略でこっそり魔力集めているわけではない分、食べ方が荒っぽいらしいです。セイバーに話をふってみると、あの影の相手は困難なのでやりたくないけど、士郎一人でほっとくとまた勝手に飛び出してダメージ食らうに決まってるので付き合いますというお返事。
幸運値A・未来予知付きのセイバーさんが本気で、なんだアレ不吉すぎ、関わっちゃいけない代物っぽいと感知しまくっている様子です。

学校についてみるとやっぱり欠席者多数。
1時限目は現社の授業で、葛木先生いないので自習です。藤ねえがプリント持って来ました。英語教師なのに。
で、ちょちょいと士郎を呼び出して「士郎、元気?」ときました。昔ッから、よくない感じがするときは士郎が車に轢かれたり、橋から落ちたりしたから不安になったと。さすが冬木の虎は勘がいい…って。
………いや、今ものすごく何でもないことのように3行で、約束された幸運値E人生を語りませんでしたか、この人。士郎もそれで「全然普通じゃん」とか言うし。そんな災厄続きの人生が普通なわけありません。
小学生時代に大火災被災で両親失って、そのあと車に轢かれて橋から落ちて?今回聖杯戦争に巻き込まれて、あとイギリスあたりでもう一回落ちる予定があるんですけど。
士郎事故遭いすぎ。あと、見事生き残りすぎ。
九死に一生人生でTV出演してくるがいいよ。
とにかく、さすが姉の勘というべきか虎の勘恐るべしというべきか、士郎だけが取り残されるような不吉な夢を見たとかで寝不足の藤ねえ。
心配だけど、残業続きになりそうだからしばらく衛宮邸には行けそうにない、とのこと。淋しそうです。
hollowでは士郎の英語の成績は平均だといわれてましたが、現社もあんまり成績よくないらしい……。

昼休みは凛と屋上に行って休戦条約続行の確認。
当面はあの影の排除に集中するということで、士郎が巡回、凛が間桐邸の調査をするということで方針決定。桜が衛宮邸に保護されているのを確認して、凛がほっとしたような笑顔を浮かべます。
でも引き上げ際に、士郎と桜の仲をつつくのも忘れないのが遠坂さん。趣味は士郎いじり。

放課後は桜と一緒に買い物がてら下校。公園に顔を出してみるも、イリヤの姿はなし。…なぜか校門を出るときから夕暮れなんですけど、昨日泰山に行ったときにはまだ日暮れじゃなかったんだけどな。まあいいか。

幕間、間桐邸。
凛とアーチャーで間桐邸探索。遠坂と間桐の不可侵条約と、関わりを持つなということならそれは11年前に破られている、という一文があります。破るのならもっと早くにすればよかった、とも。
ぐるっと歩いただけで構造の矛盾を把握して、2階に隠し部屋があることを看破するアーチャーを「弓兵らしくない」という凛。……プロローグで固有結界にコメントしたときもそんなこと言ってたね。気づくのにつっこまないところがうっかり遠坂。アーチャーは弓使いとしてだけでなく色々変なところに特化してるからなー…。主人公的に。
で、見つけた隠し通路から地下へ。間桐さんちの地下は、修練場兼死体置き場兼蟲の苗床なので腐臭がすごいらしい。こう、2階までむぁっと。死体置き場というか、間桐で亡くなった人=蟲のご飯&巣になっちゃうのですね。UBWで慎二の母親も探せばいる、といっていたのはこういうことらしいです。
地下へ降りて、その有り様に怒り心頭の凛。戻しさえした様子。
学習らしい学習もさせられずに、ただ蟲の慰み者になるという間桐の後継者の境遇と自分の境遇との違いに愕然です。
……一流のアスリートの鍛錬にかける苦労と、何か覚えるまで教育も何もなくひたすらになぶられ続ける辛苦とじゃ、そも比較対象になりませんがな。
たちが悪いのが、これが代々続いている「臓硯の嗜好」だという点。
―――臓硯、ユスティーツァにツッコまれるまでもなく本懐忘れすぎ。自分の家系つぶしてどうする。

2階に戻った凛、食堂に来たところで隠し通路に潜んでいた慎二に声を掛けて、怒りのままにいじるいじる。魔術師の家系の嫡男として生まれながら、魔術回路を持たなかった慎二。例え聖杯の力で回路を得ても、才能がないから魔術師にはなれないだろうと罵倒するくだりで、士郎の名前を出して比較。士郎には才能はないけど素質があるというのですね。…あんまり言わない言い方ですね、奈須語は難しい。
ちなみに、凛のいう「魔術師の素質」は
・自分以外の為に先を目指すもの
・自己よりも他者を省みるもの
・誰よりも自分を嫌いなもの
の3つ。

HFでも慎二の地雷を思いっきり踏みぬくのは凛でした。見くびってる分、遠慮なく容赦なくくまなく踏んでいくんですよ…orz
凛は窮鼠猫を噛むって言葉を覚えた方がいい。
どこまでも蔑まれて、慎二は士郎への殺意を新たにします。いやもう、設定にある割に親友描写全然ないなぁもう。

RN/HF 7日目夜 海浜公園まで

「私怨を優先できる状況ではなくなったようだ。そうだろう、衛宮士郎
イラスト 85.png
アレがなんであるかは、お前の直感が正しい」

放課後は泰山行きがありますが、ジョージの必要以上に熱の入りまくったマーボ演技に恐れおののきました(笑)あれ何ー!?
メガテンネタがなくなったのは淋しいですね。オレ外道マーボ今後トモヨロシクはPC限定ネタとなりました…。メガテン自体がパロネタの多いシリーズだから、話ふればOKもらえそうな気がしてたんですけど、残念。

臓硯が裏で糸を引いていることが明らかになり、「影」が初めて士郎たちの目の前に現われ、桜は蟲惑的な面を見せ始め、イリヤは選択肢によっては素性バレし始め。
言峰は繰り返し「臓硯は陰湿だ」といいますが、その言葉どおりここらから一気にどろっとした展開にGO。


流れ上、イリヤは家に呼んでおくべき。

放課後、凛に指定された商店街の中華飯店へ。
穂群原で「商店街」というとマウント深山のことになるのですねー。ここで中華屋さんは一つしかないので泰山へ直行。…はいいけど、当然のように店名に絡めた軽口が入ってるけど、「泰山」は中国神話で死後の世界のことだというのは一般的な知識なんだろうかとちょっと思う。私、知ったの十二国記からです。
店に入るとマーボー。
ていうかジョージ
「む…はふはふ…むぐ?来たか衛宮、ずずっ、はふ、」
みたいなそんな感じ。アドリブか。これアドリブなんですかもしかして。
この演技と一対一で噴いちゃいけない声優さんは大変な職業だと思いました(こんなところで感心してどうするか)

言峰が食べ終わったところで話は本題に入り、キャスターの謎に。
セイバーがキャスターを倒した夜、アサシンらしきサーヴァントが境内にいたことが語られます。士郎が気づきかけたものの、セイバーが気づかなかった視線はアサシンのものだったということですね。それを教えたのだから、この数日間で知っていることを教えろという言峰。聞いたからには言うが、何でそんなことを知り得たのか教えろという士郎。
ほんとうに、HFの士郎は回転がいい……。
で、言峰ったらfateでは最終盤の隠し玉だったランサー所持をあっさり告白。ここまであっさり言われると逆に気持ちがいいくらいです。
士郎の番で、こっち4日間の持ち情報提供。言峰は臓硯が出張ってきていることに強い関心を示しますが、過去のどこら辺で関わってたんでしょうか。第4次でも聖杯戦争の表舞台に出てきていたわけではなかったようですし、Zeroにも言峰と臓硯が絡む描写は3巻まで特にないですよね…?言峰のほうは雁夜の調査で知ってはいそうですが、キリエ・エレイソンのくだりを見る限り、臓硯のほうも言峰を知っている様子でしたし。

臓硯に関して「人の血を啜る」という表現がでていますね。PCもここは同じですが、レアルタでは桜の描写が変更になっている分強い意味を持ってきそうです。あとで桜自身も言ってますが、間桐の魔術は「吸収」をもって自分の力にする特性があるんですよね。
臓硯の状態については、言峰は時臣から聞き知っていた様子。えーと、あと過去において臓硯がマスターだったことはないんですね。第一次には発案者の一人として関わっていたはずなんですが、幸なのか不幸なのか。
それから、言峰的に士郎か凛に聖杯が渡るのが望ましいらしい。……一番苦しんでくれそうだということかな、それは。まぁ、聖杯はアレだし。
正直もらっても困るというか、これの為に7組命がけだったんですかみたいなそんな代物だし。
話が佳境に来たところで、へい麻婆2枚目&3枚目お待ち。士郎、泰山から退場。

幕間・間桐家地下修練場。
登場人物として慎二ともう一人、それからライダー。
……今見てもわかりづらい場面だと思いますが、要は「何でもするから帰ってくれ」という桜の言質を取った慎二が偽臣の書を無理に作らせる、というシーンですね。蟲の習性についての説明がまるごと消えました。作らなければどうなるか、という脅し文句も少し変わりました。みんなばらしてやる、ではなく衛宮と戦うつもりか、という形になってます。

場面戻って商店街。
士郎はあれこれと考え込みつつ住宅街交差点までやってきますが、そこまで来てやっと、商店街から声を掛け続けてるイリヤに気づく始末。
恒例の公園でのおしゃべりも忘れてたお詫びにどうするか、という選択肢は「家に招く」でGOです。好感度も気になるけど、これが一番話の流れ的に綺麗な気がするから。これだと選択してすぐに、イリヤが切嗣に特別な関係があることが匂わされ、士郎もそれに気がついてるとでてくるんですよね。
もうひとつを選んでも先には進めるけど、そうすると次にイリヤの素性に関して気づいてると出て来るのはたしか、のちのちに買い物帰りにイリヤがローレライ歌ってくれるシーンだったような。それじゃイリヤに思い入れる理由が出てくるタイミングとしては遅すぎる気がする……のでセイバー説得。というか、小さな声で食い下がってみる。
「アインツベルンは聖杯の為なら約束など平気で破り捨てる」という一言に、イリヤ一人を一族の枠でくくるのはよくないといわれて思いなおすセイバーの姿に、アイリとの親交を思い出します。……考えてみると、アイリか誰か、アインツベルン一族で誠実な人柄の人物とセイバーが関わっていないとこのシーンはうまく動かないんですね。セイバーは第4次で「裏切られた」と思っている一人なわけですから。
このままじゃ令呪使われかねないしもういいやということで、セイバーは離れの客間に待避。ここでセイバーもイリヤと切嗣の関係に気づいていたと初めて出てきます。

イリヤを居間に上げて、緑茶でおもてなし。イリヤも正座できるんですね。というか、衛宮さんちに来る外人さんはなぜか正座が出来る…。
緑茶は苦味が苦手だったようですが、和菓子は好きな様子。まあこの間も江戸前屋のたいやき食べてたし。お茶がすんだら衛宮邸探検。hollowでは工房である土蔵を見たがって、アイリの魔方陣(セイバーお手製だったことがZero3巻で判明)を発見したりしましたが、HFでは「物置なんか見たくない」との仰せ。
うんまぁ、普通お客さんに物置は見せないですね。
それと、やっぱり広すぎるせいか数年間使ってなくて手入れの出来てない棟というか部屋が数ヶ所ある様子。
最初のうちははしゃいでいたイリヤですが、どこにも切嗣のいない屋敷を見るのは堪えたようで全部見終わったあとには涙。
そういえば専用立ち絵なんですね、これ。

もう日が暮れるから、と帰っていくイリヤを公園まで送り届けて衛宮邸に帰ってくると、今度は居間に桜。居間で畳に転がって、って寝てるというよりたおれたっぽい位置ですね。寝てたらしいけど。で、自分の部屋から毛布取ってきて(…客間からじゃないのか)掛けてあげようとしたところで一枚絵ー。
ある意味はらぺこ桜さん。
で、くらくら来てたところいいタイミングで元祖はらぺこ様登場。士郎、セイバーが見ほれるほどのアクションで飛びのいて机に着地(笑)
何このばかな子かわいい(笑)
「テーブルの上に乗るのはどうかと」といわれて、のそのそ降りるのがかわいいー!
桜はまたぱったりと寝てしまったので、セイバーを道場に誘って緊急待避。

鍛錬はいいけど、集中力がないのでぼろぼろです。指の骨が折れかかってるってどんなですか桜。桜が何に怒るって、士郎が怪我したとき・しそうなときが一番怒るのでこのときもセイバーに突っかかるのですが、士郎に集中力がなかったと聞くと「不確かな気持ちで道場に入るなんて先輩らしくない」と武道やってる子らしい心配の仕方。
取りあえずはお茶にして、今後の鍛錬の方針とかをセイバーと話していますが、不意に言葉を切るセイバー。視点の定まらない様子で息を乱している桜の様子に、士郎が慌てて声を掛けますが見てみると熱がある様子でもなくけろり。桜がいうには一日中眠くて、一瞬寝ただけだというのですが、桜お風呂で倒れたときもそんなこと言ってたけど。

桜を部屋に返したあとは巡回。交差点まで降りたところでセイバーがサーヴァントの気配を察知して海浜公園へ向かいます。偶然かどうか、最初に慎二とライダーを見つけたときと同じ道のりですね。水属性だけに海浜公園が相性いいんだろうかとちょっと思った。
えーと、海浜公園まで士郎の足で走って5分、交差点から東側と。
公園に着けば耐え難い腐臭と、臓硯と対峙する凛・アーチャー。うわぁ久しぶりだなぁアーチャー。斬られて以来じゃないですか?なんか足元に蟲がたかりまくってますが。
「新手を用意しておくとは遠坂の娘にしては頭が回る」とか言ってるあたり、どうやら臓硯にも「遠坂=うっかり」の公式は染み付いてる様子です。 orz
臓硯vs主従2組の様相になったので、キャスター実体化。
……あれ?でもキャスターの魂と先生の遺体を飲んだのは影で、臓硯じゃなくて……あれ??
臓硯、このあと影を見てすごくおびえるんですが。

とりあえずそれは置いておいて、今いるキャスターは、亡骸を操られているだけのものだとセイバーが看破。それに応じて臓硯がセイバーも同じように操り人形にしてやろうと挑発。セイバーとアーチャーが同時に攻撃にかかり、セイバーがキャスターを、アーチャーが臓硯を一撃。テケテケ状態で逃げていこうとする臓硯に止めを刺そうとしたところでとうとう影登場です。

公園の入り口にたたずむ影。
大火災のときと重なる、士郎の既視感。
驚懼して悲鳴を上げながら逃げ去っていく臓硯。

やがてゆらりと動いた影の切っ先に反応したのは士郎とアーチャーだけ。切っ先の向いた凛自身はそれに気づいておらず、アーチャーも遠くて間に合わない、という状況で思わず凛を突き飛ばし、士郎が襲ってきた影に飲まれることに。
たたずむ影の一枚絵に、ぶわりとひろがる触手(というかひらひら)のパターンが増えました。
悪感と、火災と、聖杯のイメージ。
テキストからはウサギの生肉のイメージがばっさり削除。……ぐろっちいからね。
士郎が意識を取り戻すと、ぱしぱし頬を叩きながら声を掛けている凛。
意識確認オッケーです。影は南西からやってきて、士郎が影(この場合、本当に足元に落ちている影のこと。グラフィック上はクラゲのひらひらがのびたイメージなのでイラストもそっちを優先しました)の上に立った途端消えてしまったとのこと。士郎の感覚では随分長い間に感じていたようですが、実際はやっとセイバーが駆けつけてきたところです。
が、セイバーは凛と同盟を組んだつもりはないので、敵扱いで士郎を引き剥がす格好に。うーん、前2ルートで仲のよい二人を気に入っていた身としては、初プレイ時なかなかショッキングなシーンでした。HFではとうとう親しくならないままになっちゃうし。
昼間のうちに同盟組んだことを話していなかった士郎、朦朧としつつも何とか休戦中だということをセイバーに伝えますがもう息も絶え絶えです。でもこの程度で済んだのは、アーチャー曰く士郎が実体を持った存在であるせいと、影の本体に触れたわけではなかったかららしいです。守護者になるとこういうわけのわからないものにしょっちゅう遭うらしいですよ。ものすごいうんざりっぷり。アーチャー、ご苦労様です。
とはいえ、取り返しのつかない犠牲はまだそう多く出ていないのでいつものお仕事よりはちょっとマシらしい。


帰ってからは、士郎の状態に怒る桜とのやり取りと、幕間の悲運のOLさん。
ああなんだか余り巻けてないなぁ。でも書くこといっぱいあるんです。

RN/HF 7日目昼 待ち合わせ場所の指定まで

HFプレイレポート再開です。
OLさんがご馳走様されるところまで進みましたが、タイころと同時進行なもので、ハサンのイメージの違いにちょっと苦しむ(笑)
いえ、ハサンは元から好きなんですけど。
HFはただでさえ長いので少し巻き気味で行きます。

聖杯戦争崩壊

7日目朝。目が覚めてみると士郎の体調は元に戻ってる様子。
朝食に顔を出すと、藤ねえが「昨日お爺様が倒れちゃってさー」という話をしてますが、ここはPCでは「お父さんが倒れちゃって」だったところ。
でもときどき「お父さん」のまま残ってる部分があるので話がややこしくなってます。えーと、とりあえず若い衆と相撲を取って腰やっちゃったのは、RNでは藤ねえのお爺さんの雷河翁ということでいいんですね。
あと、士郎が弓道始めたのは、小さい頃に体格上のハンデで相撲に負け続けた士郎に、雷河が弓を薦めたのがきっかけらしいです。(これはPCでも雷河)

前日陸上部で十数人が続けざまに怪我したため、全部活の朝練は中止。
新都、深山町と物騒なことが続いたせいで生徒に負担がかかっているという判断らしいです。桜が弓道部を心配してましたが、こっちは怪我まではいかない様子。

衛宮さんちの女子はみんなよく食べますが、桜からは「最近はすぐおなかすいちゃうから」と気になる発言。本人曰く育ち盛りだし、ということらしいんですが最近夜中に間食してませんか。活きのいいのを。
藤ねえを送り出したあとは2人で後片付け&桜が作ってくれたお弁当を貰って、そのあとお弁当食べるなら弓道場で食べればいい、という話に。ちなみにこの辺で士郎があんまりお弁当作らない理由とか出てきたりしますが、教室で食べようとすると皆(主に女子)におかず持って行かれて、自分で食べる分が半分になるかららしい。あと、士郎的に「料理が好きな男」といわれるのは抵抗があるらしくてどっちかといえば「料理が出来る」程度でいたいらしいです。……自分に素直になろうよ士郎。
珍しく押せ押せで弓道場でお弁当食べるといいよ絶対いいよ無問題と主張しまくる桜が印象的です。「それもいいかもな」といわれて思わずガッツポーズ。
でも「じゃあ一緒に食べましょう」と確約取れないところが桜なんですが。

登校途中で、桜の弓道の腕に関しての話題がちらっと。
1年の中じゃダントツらしいです。士郎に「型がしっかりしてる」とか言われるくらいだからかなり出来る方なんですね。haで部長になってただけあります。
本人曰く、きちっと練習するように努めてないとすぐだらけてしまう性格だとかで、自主練なのに毎日朝練に出てるのは慎二の言いつけだからというだけではなさそうです。真面目だ。

桜と別れて教室へ。入院してる一成はじめ、病欠が多い様子。慎二も欠席。
昏睡事件の原因だったキャスターは倒したんだから、状況はこれからよくなるだろうと考える士郎、廊下であった凛にも「キャスターとマスターは倒した」と電話で話した内容を繰り返しますが、凛は厳しい表情。屋上に移動です。

昨日の電話で、凛が話があるから学校に来いといっていたのは「昨日も昏倒事件はおき、凛とアーチャーがキャスターらしき影を目撃したから」。
ここに来て、はっきりと「今回の聖杯戦争は今までとは何か違う」という言葉が出てきます。凛は本来聖杯戦争がどう進んでいくかを時臣から伝授されてるのですね。
マスターもいない。
サーヴァント自身も完膚なきまでに倒された。
でもそのサーヴァントが現界している。
いまは聖杯戦争の進行より、この異状を解明することを優先する、ということで毎度おなじみの衛宮・遠坂同盟成立です。握手のあと士郎の持ってきたお弁当を2人でつつくことになりますが、その前に凛の問題発言。
「衛宮君、好きな子のリコーダーが気になるタイプでしょ」
―――消えてることを期待したのにッッ orz
なぜ変更してまで残すんですかうわぁぁぁん

お弁当タイム。
端から士郎のお弁当からがめるつもりで箸持参の遠坂さん。…倹約?
から揚げの味付けが甘くて苦手だとかいろいろいいつつ人のお弁当強奪です。
ざぶーんにもそんなサーヴァントが出没したっけなぁ(遠い目)
「女の子にお肉なんか勧めないでよね」
「うそつけ、お前焼肉で遠慮しないタイプだろう」
あたりの掛け合いが、声がついてパワーアップしました。やっぱこの組み合わせは、掛け合いの面白さではどのルートでも他の追随を許しませんね(笑)士郎の、遠坂さん口真似が面白すぎる。
で、ラッピングとか女の子っぽいけど料理が好きなのかとやり返そうとした遠坂さん、桜が作ったお弁当だと聞いて硬直。それきり手をつけなくなります。
……でもそのままお弁当タイム続行なんだ。

昼食を摂り終えて、階段まできたところで手付かずのお弁当を抱えた桜と遭遇。気まずげな桜の様子をいぶかる士郎(笑)
凛が状況説明して謝って、事態を把握した士郎も謝りつつ弓道場にすっ飛んでいこうと大慌て。休み時間残り三分です、士郎。
でもこれで桜のご機嫌は直りました。とりあえず表層上は。凛の申し訳なさげな表情が印象に残ります。
桜が立ち去ったあとは凛の「学校が終わったら商店街の中華飯店に行って。そこで待ってるから」という指定。
……主語がたりません遠坂さん。

7日目は、今回の聖杯戦争の展開が異状だと初めて明言される日。
桜の振れ幅も朝・昼・夕・夜と大きいです。
とりあえず昼まででいったん切ります。

RN/HF 6日目夜 柳洞寺。

イラスト 79.png

防御と反撃。動作は一呼吸、全くの同時に行われた。


桜が部屋に戻った後は、初めて桜に衛宮邸の合鍵を渡したときの回想と、柳洞寺の異変再び。
柳洞寺陣営に続いて教会勢力にダメージ、と言うことで臓硯が最初に危険視していた2箇所がしっかり始末されてます。……諜報係、やっぱり幸運値E。


3人目脱落


桜が前にあんなふうに笑ったのはいつだったっけと、思い出せないまま部屋に戻った士郎。寝床についてから一昨年の夏に合鍵を渡したときだったと思い出します。
肩に火傷して、桜が手伝いに来ると言ってきたのを最初は断り倒し、それでも通い続ける桜に根負けして「毎日くるんだから」と鍵を渡したのですが、このときもやっぱり土蔵。そして桜に渡した鍵がなにげに切嗣の使っていた鍵。
形見ってことになりますねー。
最初は恐縮して受け取らなかった桜も、強引に押し付けられて
「大切な人に物を貰ったのは二度目です」と常にはないような幸せそうな顔。
中学のときの桜の一枚絵が入るようになりました。既出のものに表情変化つけた感じ。びっくりする顔とふんわりと笑う顔と2種。
「大切な人に~」の一度目は凛ですね。
ちなみに私は最初、桜のリボンは凛がツインテールにしていた片方で、二人で1本ずつ持っているんだろうと思っていたんですが、hollowやzeroをみるにあれは計3本あるようで。桜用に作ったのか、凛のお下がりなのかはこれまた謎。

幕間、柳洞寺。
キャスター陣営がいなくなって、寺の人たちも一成含め入院中なのでもぬけの殻。諜報で訪れたランサーが槍持ったままうろうろしています。
不穏な気配を挑発しているようなのですが、色々とランサーの見立てが聞けるシーンでもあり。
キャスターは風使いと読んでいた、というのは「アエロー」とか使ってたせいでしょうか。蜘蛛とか蛭とか蟲の類が多いことに結界の主が「水気」に変わったのかとも言ってます。「水気」は間桐の属性ですね。つまるところ臓硯が水属性。雁夜も多分そう。(なんかzeroで火属性の時臣におもっきし負けてた…)
桜は本来、時臣が将来を危ぶんだほどの希少属性で「虚数」なんですけど、間桐改造で水属性に変えられてるんですよね。
……ほんとに桜をまともな魔術師に育てる気がないんですね臓硯。そして桜を守るつもりの養子縁組が果てしなく裏目に出てるよ致命的うっかり属性トッキー。

挑発しまくった末に境内に巣食うものを例えて「一際大きな"砂虫"」というランサー。
このとき柳洞寺にいたのはハサンだけだったようです。あとランサーは気づいてないけどクラゲ。
ダーク投擲でハサンの攻撃開始。
でもランサーは「流れ矢の加護」持ちなので投擲無効ー。
何度か応酬するも全部はじかれて、逆にいかにもついでという感じで髑髏面打ち落とされちゃったり。事前に出てる、面の外れた(でもローブで顔は見えない)ハサンの一枚絵が入ります。
ハサンの正体がわからないので、諜報係追撃。舞台は柳洞池に。
…そういえばハサンは英霊らしからず、クスリで痛覚飛ばしてる人でした。ドラッグはさすがに規制対象なのでテキストから「薬で」とか「ハッシか」という言葉が消えましたよ。今にして思うけどランサー、ハッシなんてよく知ってたなぁ。

他の英霊には効かない、動脈とか切断系の手法が効きそうだと判断して追い討ちしかけたところで水中から黒赤のひらひら登場ー。とっさに張ったルーンの結界ももたずに、動きが取れなくなるランサーを挑発するハサン。面を落とされたあたりからしゃべり始めてますが、ハサンはまだ人語あんまりしゃべれません。「キキ」という感じの声と、カナ交じりのたどたどしい言葉しか話せないのですが―――

それでなんで
「そこで動かなかったお前の負けだ。様子見も済んだ、ここらで引き上げさせてもらおうか」
ハサンがしゃべってるのかとですね。 orz

いや多分直前に「動かねば、呑まれルぞ」というハサンのセリフがあるせいでこんがらかったんだと思うんですが……ランサーだと思うんですよ、このセリフは。様子見に来たのランサーだし。

対岸に跳ぼうとしたランサーに妄想心音。体はひらひらが、心臓はハサンがごちそう様です。

―――兄貴は人の心臓貰い受けた回数と自分の心臓貰われちゃった回数が一緒だというのがなんとも切ないと思います。
 UBW+HF+ha=士郎+言峰+バゼット ……

ひらひらに食べられたサーヴァント3人目。(小次郎キレイに平らげたのはハサンだけど)
翌朝の桜のセリフに「最近はすぐおなかが空いちゃうから」とあるのが、今見ると ひぃ です。
はらぺこその2。

RN/HF 6日目 夜・士郎の部屋まで

士郎が寝込んで、一日大人しくしているかと思いきや、人に会うイベントや道場での鍛錬など色々やることがあります。夜は桜との土蔵のイベント。「美しいアリア」に繋がる重要イベントですね。
また一日分詰め込んだので長いですよ。


慎二来訪イベントが大幅削除。ぶち切れるには色々足りなくなくなりました


藤ねえを縁側から見送って部屋で寝てると、出かけなきゃいけないはずの桜が部屋に。学校休んで残っていいですかという桜への、士郎の返しが鈍い……。というか察しが悪いのが過ぎて、くどい……。
ちょっと気になったのが「先輩が風邪を引いたのって、わたしのせいだと思うんです」という桜のセリフ。本気で言ってるのか、こじつけようとしてるのか、なんか知ってるのか。このあと、士郎の見た夢がどんな夢だったのか聞きだそうと食い下がってくるシーンもあるので、なんか察してるのかなー。
自分の体調はよくなってるけど、ずる休みして士郎の看病をしたいのだと言う桜に、セイバーも寝てるし助かるし、とOK。

だるくて身動きままならなかった割に、昼前にはもう回復しはじめてます。風邪引いたとかにしちゃ妙な感じだなーと士郎自身訝りつつ、起きだすと怒られるので大人しく布団の中。
……汗かいたんだから、と布団の敷き替えに来る桜がすごい。へるぱー…?布団一式まとめてもって行くあたり、さすが弓道部、力持ちです。

セイバーと桜はといえば、士郎が寝てる間に掃除をしたりなんかして仲良い感じです。セイバーのことをサーヴァントとして意識してるせいなのか、桜のほうは少し引いてる感がまだ取れませんが。
桜も衛宮邸の家族のようなもの、という話になったあたりで嬉しそうにうなずきつつも
「先輩はちょっと、人のコトを大切にしすぎだと思います」
なんて、会話もあり。衛宮邸のメンテは士郎が主立ってやっていたのかと思ってましたが、実際は士郎が手をつけてない部分まで桜が掃除したりしてたんですね。いや、一人二人でどうにかなる部屋数じゃないような気がするけど。
幸せな気分になって寝落ちしそうになったところで、もう寝ちゃったと油断した桜が
「けど、わたしは先輩のそういうところが大好きです」
とか言うもんだから一気に目が覚める士郎(笑)
桜………それなんてラブコメ(笑)

さらに思わず口を滑らせちゃったのをごまかそうと「い、いえ熱を計ろうと思ったんです!」と押さえ込みにかかるもんだから、さらに状況悪化。というか、お約束中のお約束。ぽよん。
慌てて桜から離れようとして、うっかり「昨日の夢がぶり返すから」とか要らんこと言う士郎。
当然「どんな夢だったんですか」と訊かれるので、好感度関係ないしまず踏まない選択肢だしと、あえて地雷踏んでみることにしました。(捨て身過ぎ)
→「遠坂がでてきました」

―――ごめんなさいすみませんでした私が悪かったです許してください。
なんだろう、この「女性名の通話履歴を奥さんに見られた旦那さん」的いたたまれなさ。ていうか怖い。何言われたわけでもないのに怖い。二言三言話すだけの短いシーンなのに怖い。
……正直、桜は黒よりも、「柳の下が似合いそうな恨み系」(by凛)モードの時のほうが怖いと思います。こう、どこにも発散せずに溜め込んでます的空気が。
お願い、発散してー。何か言ってぇぇ。
ここも声の調子にひやりとさせられます。


「出て来たのは遠坂だけなんだけど」というセリフが変更なしだったことにびっくりですよ。レアルタは美綴も出てくるんですけど。
…いや、ここで「遠坂だけ」と言わなければこのひんやり感は出てこないとは思いますけど、レアルタだけプレイした方には不思議な言い回しだと思います。
問い詰める桜の面持ちが真剣だっただけに、やっちゃった感山盛り。でも真剣だったのはやっぱり、士郎の異変に心当たりがあったのかどうかなぁ…
桜は体温計だけ置いてお昼の支度に。

桜に作ってもらった鍋うどんを3人で食べて、体調は少しよくなったからと片づけをやろうとする士郎に、セイバーから「顔色が青いと言うのではなくて、悪い」という微妙なお言葉。魔力が足りない、という的を射た指摘です。桜から「士郎は自分を蔑ろにしがち」と言うのを聞いたそうで。
……もしかしたら、桜なりに「士郎のそういうところをサーヴァントがフォローしてくれれば」と思ったのかなと少し思いました。
結局食器運びはセイバーがやって、士郎はテーブル拭きをすることに。台所の2人が仲よさげなのに和みつつ、昼休みの過ごし方選択。

間違うとdeadるので実質選択の余地なし。書置きだけ残して公園へ。お土産にたいやき持参です。fateでもあげてた、切嗣の好物ですね。
待ちぼうけのまま、1時間で戻ると書置きしたその時間になってしまったのでそろそろ帰ろうとすると金縛り。
あんまり無防備だからとイリヤのいたずら&講義です。
あー、イリヤにも「からっぽ」って言われた…。
これは魔術とか魔力に携わってる人間ならそれと判る異状ってことなのかなー。とすれば、桜が気にしてたのも納得いきますが。
ちょっかい出してきた割に、イリヤは士郎と「また会ってもいい」といったのをはっきり約束したとは思ってなかった様子。
好きなものとか嫌いなものの話をしてるうちに、メイドの話、今住んでいる城の話になって、視覚の転移。森の木に移されたり城の壁に移されたりで乗り物酔い。それはそうと、視覚を転移するとなんでセラとリズの会話まで聞こえるんだろう…
イリヤは天の衣を着るのが嫌いらしいですよ。
士郎を人形にしちゃうBADだと自分から着ますが。
―――遠坂・アインツベルンの転移魔術に関するイリヤ先生の講義が長いです。
本編に直接関係あるのは魂の永劫性についてちらりと説明がある、最後のほうだけ。3時の時報でそろそろ帰るかとお開き。
明日も会おうという約束をします。

うちに帰りつくと、当然2人がかりで怒られ(笑)
書置きに残して行った予定の時間より1時間も遅れてるし。意味ないがな、書置き。桜とセイバーの息の合いっぷりが笑えます。ていうか士郎、「火に油、ネコに小判」て何。二つに繋がりがなさ過ぎて何が言いたいのかわかりません。
体力あまってるんなら道場でお仕置き、ということでHFでは初のセイバーとの鍛錬。桜はこれまで鍛錬に居合わせることがなかったので、これが3ルート通して正真正銘初めて。「存分にお灸をすえてあげてください」とかいったわりに、やっぱり実際にコテンパンにやられているのを目にすると止めに入ったりします。が、士郎が鍛錬にメリットを見出してしまったので、聞き入れてもらえずに居間に退却。電話がかかってきて応対、士郎に繋ぎます。髪で顔を隠すクセ発動中ー。

電話は凛から。士郎たちが柳洞寺に行ったのは使い魔で見てたものの、士郎が学校を休んだもので無事なのかと電話かけてきたわけですね。何で無事に帰ってきたのは知らないの。士郎は「柳洞寺のマスターはサーヴァントに裏切られていなくなった」とは伝えますが、名前は出しません。桜がいる都合上、死んだ死なないという言葉も使えないというわけですが、マスターとかサーヴァントとかの時点で既に不審だよ士郎。切ろうとしたところで、「大事な用事があるから明日は学校に来なさい」と言いつけられて電話終了。
振り返ると様子のおかしい桜。士郎は嬉しそうで、けど自分で気づいてない、とぽつぽつとこぼします。

夕方は慎二来訪というか慎二来襲。
夕食の支度中に呼び鈴が鳴って、応対に出た桜を追いかけて士郎も玄関に行くと、慎二。
・・・っていうか桜、こんな呼び鈴連打なあからさまに何かありげな客にそのまま出たらいけません。不審者だったらどうするっていうか不審者。
PCでは出会い頭に桜がグーで殴られるわ、
慎二が桜に何をしてたのかいきなり仄めかされるわ、
お前もそうなんだろうといわれるわで
「すみません、好感度はこの際どうでもいいので、とにかく殴らせてください」と思った(というか脊髄反射で殴っといた)シーンですが、レアルタでは削られまくりました。
―――つうか、残せる部分が殆どないです。
桜を殴るの削られ。
仄めかすの削られ。
おまえもお互い様ってのも削られ。
「何で帰ってこないんだ、兄貴のいうことを聞けよ」てなことを言われただけ。
思わずグーがでるほどの地雷がなくなってしまった…。
「ここでこの間の続きをしたっていいんだ」という慎二に、「なんでも聞くからここでだけは止めて下さい」と叫ぶ桜。衛宮さんちは桜の聖域だからね。
慎二はそれを気をよくして「さっきのはジョークだよ」と帰っていきますが、何しにきたんだ…
全ルートでキレイに地雷踏んでいくので困りますと言うかキャラ配置的には仕事こなしてると思うんですけどホントにもうお役目ご苦労様なんだから orz

台所に戻って夕食の支度を再開しますが、カラ元気の桜がまた熱を出して倒れて客間に強制退去。藤ねえがこないまま夕食を終えて選択肢。…初プレイで巡回優先して何か解明しなきゃいけないのかと思ってて、さくっとDEADした生温い思い出がよみがえりましたよ。
巡回中止。桜と士郎を気遣ったご褒美にお茶菓子くださいと催促するセイバーが可愛すぎます。緑茶とクッキーあうよね。

土蔵で鍛錬。HF序盤はわりと鍛錬がおろそかになってるんですが、調子はよい様子。終わった頃に初めて私服桜登場です。
ちょうど直したストーブがあったので火を入れて、ストーブの明かりに照らされつつ会話。
桜は、士郎が直りそうになかったストーブをちゃんと直してあげたことが嬉しいみたいです。頑固ですよね、なんて笑って。
士郎の話や、桜の子供の頃の話。
今までも話にだけは出てきてる、慎二の父親がちょっと話題に上ります。魔術師としての間桐をそのまま終わらせてしまおうとした人。不平不満を押さえ込んでしまう桜を心配していたようです。…桜に言わせると、慎二もそうらしい。それらしい描写がてんでないのが気になりますが。

あまり今まで聞いた事がなかったから、ということで士郎の子供の頃の話。
公園で戦った、同い年で智謀に長けたあくまのような強敵の話が出てくるのはここで2回目ですかねー。…なにかと絡めすぎと違いますか(笑)いいけど。
桜の「子供の頃に先輩に会ってたら、きっと子分にしてもらってました」という一言で、すごくほほえましい3人図を思い描いたのでオーライ。平和なのはよいことです。士郎は子供の頃から桜を鍛えてたら、あれとかそれのような女の子の皮をかぶったあくまになってしまう、と恐れおののきますが、甘いな。
あくまでない女の子なぞ、奈須さんとこは存在せぬわー♪

続けて「訊きにくいことを訊いてもいいですか」と、士郎が養子だと言うのは本当かと尋ねてくる桜。情報源は藤ねえ。
……いつ聞いたのか知らないけど早いなぁ。
fateでセイバーがそれを知るのが10日目、UBWで凛が知るのが11日目なので、この話題に及ぶのが他の2人より格段に早いです。まぁ、養子だと言うのは数多い士郎と桜の共通点の中の一つですね。境遇違いすぎてどうも忘れがちですが。
そういえば一成は士郎が養子なのを知ってますが、慎二はどうだっけなぁ……
訊かれた士郎のほうは「話してなかったっけ?」と何でもなさそうに応えるので、桜のほうが逆にびっくり。いっぱいイヤなこととかあったんじゃないんですかと、相手によっては怒られそうなことを思わず口走ります。…桜の場合無理もないですが。
他所へ貰われた子供の気持ちについては、UBWでも間桐邸前で凛に訊かれたこと。
「藤ねえの入れ知恵だな。初めの一年はそう見えたかもしれない」というセリフを見るに、士郎の最初の一年はかなり不安定なものだったらしいです。ていうかこういう子供に行政対応ないんだろうか、冬木市。……いや、そういうこと言い出すときりないですが。
「楽しかったんですか?」と訊かれると今度は少し考える様子をみせますがUBWほど困惑しませんね。ただ切嗣のようになりたかったから、という答え。
桜は3ヒロインで唯一、正義の味方になりたいという士郎を眩しそうに応援しているヒロインですね。士郎も桜も助けを求める側を経験してるので、助けてくれる人に対して一際肯定的なんだと思います。が、ここで少し思い悩む様子の桜。困ったような淋しそうな笑顔で
「じゃ、一つ訊きますね先輩。もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」
柳洞寺に現われた影の描写に「自分の存在に初めて気づいたかのような」という一文があるんですが、桜もこの時点で何か思うところがあったのかもしれません。唐突な質問に戸惑いながら「きっと他のヤツより何倍も怒る」と言う士郎の答えに、安心したような笑顔を見せるのが悲しいです。

いや、わたし初プレイのときに「美しいアリア」直前で、脇からでてきた人に掻っ切られちゃったんですけどね。
―――ライダー、それいろいろ台無しだから orz

イラスト 77.png
「―――よかった。先輩になら、いいです」